見出し画像

西洋占星術の歴史 その2

ここからの続きです。
https://note.com/junnaco0830/n/n12bff0c25747

さて、19世紀後半になると、
科学が盛んになってきましたが、
この頃には現代占星術が盛んになってきました。

この頃
アラン・レオという、
占星術師がおりまして、
この人は、「現代占星術の父」
などと言われております。

このアラン・レオという人は、
「神智学協会」という団体の会員であり、
「占星術ロッジ」というものを開設します。

これが、のちに、
「英国占星学協会」となります。

神智学というのは、
「神に結びついた知識を、
瞑想や啓示など、思弁的に得るもの。」
だそうです。

チャネリングなども
それに該当します

神智学というのは、
インドの輪廻転生、アセンション、
などといった、
本来、西洋には無かった概念を
持ち込みました。

アラン・レオは、1914年に、
「非合法な占星術による占いを行った」
と、言うことで裁判を起こされてしまいます

というのも、
当時のイギリスには、まだ、
「魔女術禁止法」という法律が存在しており、

占いで未来を予知することは、
法律で禁止されていたのです。

結局、
この時の訴えは棄却されましたが、
このまま、このような活動の仕方をしていると、
またいつ訴えられるかわからない、、。

そこで、
アラン・レオという人は、
占星術の形を変える必要性を
強く感じました

「我々は未来を予知することに頑張る占星術とは
一線を画するべきである。
彼ら(伝統的占星術師)は未来とは占星術によって
予知可能であると考え、
そのことに価値を見出している。

我々は、そのことについて
議論する必要はない。
しかし、我々は占星術とは、
性格を読み取る科学であるということを、

世界に知らしめることを
切望すべきである。」

元々の伝統的手法の占星術というのは、
「星の動きから未来を当てる技術」なのですが、

20世紀初めのこの時期に、
「性格を読み取る科学である」
で、あること、

「あくまでも、占星術は、
性格や傾向を示すだけであり、
決定的な運命ではない。」
という考え方に、
急速に転換していったのですね。

ですが、
時代的背景を考えると、
それも仕方ないのかなと

現代占星術というのは、
インドなどの教義を取り入れた、
「神智学」というスピリチュアリズムをベースに、
20世紀に誕生したものであり、

伝統的占星術とは全くの別物の
占術であると言えるかもしれません。

すでにお馴染みの、
ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルという概念も、
元々はインドの教義で、

インドでは、ラーフ、ケートゥと呼ばれ、
西洋に輸出されたものです。

ここからもうちょっと続きます。

神社系星読みカウンセラー
kiinaco*キナコ

アメブロで最新記事更新中です♪



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?