人と人との繋がりがシナジーを生み出す
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人と人との繋がりがシナジーを生み出す


 コロナ禍で、東京では5月末まで緊急事態制限が延長され、飲食店でのお酒の提供も制限されている。 これまでのように直接会って話すというコミュニケーションがとれなくなっており、窮屈でフラストレーションもたまる日々だ。でもそれを打破するよい面も生まれてきている。

 ズームなどのオンラインで話す機会が多くなり、これまでの友人の中で本当に大切な友達とよく繋がるようになったということを感じている。また、これまでは会うにはどこかに出かけて、あるいは会食してという、移動や空間の確保が必要だった。しかしそういったセッティングをせずとも、意思疎通できる気軽さをメリットに感じることもある。

 たとえば、入院した友達がオンラインでつながって皆からお見舞いされるというようなことも身近に起こった。無菌室の病室は面会謝絶で、本来なら会うこともままならないのに、オンラインだからこそできること。そしてこのようなことが日常になったからこその試みだったと思う。小さな子供を抱え外出がままならない人もオンラインで仲間とつながって密室育児の苦しみから解放されるというように、なんらかの制限がある人がそれを超えられる自由が実現できるのがオンラインの良さではないだろうか。舞台芸術などの芸術や娯楽もオンライン配信で楽しめるようになったのも大きな変化だろう。

 人との接触が少なくなるからこそ、ちょっとした思いやりのやりとりが人を嬉しくさせる。特にコロナ禍ではそういった配慮、人へのやさしさ、言葉遣いなどが大切だと痛感する。

 そして、これまで会うことがなかった新たな人とご縁あってつながり、オンライン対面で話しをするという機会も生まれている。今流行りらしい鉱物の交流会みたいに、あるいは読書という共通の趣味で引き寄せられ、これまでなら全くご縁がなく、距離も遠くてお会いできない人との偶然の邂逅というのも生まれ、背景の違う人々と新鮮な新たな出会いにこれまでなかったものを発見したりする。

 月に一度くらいで読書会に参加しているが、奈良県の人と知り合いになった。蔵書数は2000冊、書店を応援するために決して図書館では借りず購入するという、特にノンフィクションが好きな方で、小説を読むわたしにとっては分野が違うし、何を話してもおすすめの関連本が本棚から出てくるのが素晴らしかった。

 私は読書会主催者が前回おすすめしてくれた「7つの習慣」を読んで紹介したのだが、その中にある一つの習慣である、人と人との足し合わせはその数以上のものを生み出すシナジー効果がある、ということを実感した 読書会だった。

 この読書会を運営している若者は、正義感が強く社会の役に立ちたいという気持ちが強い前向きな人で、HPを立ち上げて交流の場を無料で作ってくださっている。そこに集まってくるみなさん前向きだし、社会でどのようなことができるのかということを真剣に考えたり、趣味から得られる効能を他人におすそわけしたり、さらに自分で切磋琢磨したりされている。

 人と人が集まると、本という媒体を通して、お互いが自分の引き出しを出しあうことにより、未知の世界や領域を知ることができる。さらに、自分が気づいていない引き出しを開けてもらえることもある。ずっと引き出さなかったその引き出しに、自分が与えていなかった違う価値を付与されたりもする。未知なる人を理解しようとする気持ちが、いろんな問いとなって湧き出てくる。その問いは自分にも返ってきて、自分のことも知ることができる。

 不自由なことも多い昨今、今はパラダイムシフトが起こっている時だと思う。そんな世界の変化のときに、良くも悪くも価値観や社会のしくみが変わる。分断が起こりつつある世界情勢だが、日本でもそのきざしは見える。ITの力と、人類の叡智で乗り越えられないか。

 コロナ前にパリに行く機会があり、その時実感したのは、ITの発展が日本はフランスより遅れている!!という危機感。日本って技術大国じゃなかったの?と日本の先行きを不安視してしまった。2020年春の緊急事態宣言時、学校でのオンライン授業化の遅れなども先進国中目立ったように思う。もちろんワクチン摂取でも感じている。

 このコロナ禍で苦しいことが多領域にわたりある。このような状況下で何か良い面が現れていくことに希望を持ちたい。自分ができる何かをしたい。

 どうにか人と繋がって気持ちを共有しようという思い、不自由を少しでもよくしようという前向きな改革(技術でも体制でも)、相手を思いやる心が新たなパラダイムシフトを生み出すことを期待している。

  


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教育出版社、広告メディアを経て、現在は子育て、ワインの勉強と、俳句・小説の創作をしています。