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今の私と家族

ここ最近の私のお話です。

そして、このお話で思い出した大切なこと
「うれしいおしらせとしあわせ」という記事を下に載せました。
最後に《じゅんみは写真館》もありますよ。

まえがき

「今の私と家族」

一ヶ月ほど前から
右鎖骨、脇の下、肩、手首まで痛みがあります。徐々に痛みが増し、一時はスマホの操作ですら痛くてできませんでした。今は湿布と鎮痛剤でだいぶ痛みが治まり動かせるようになりました。

私は約6年前、右乳がんの手術と治療をしました。
その後の検査の度に何かしら引っかかっては、あわあわして、周りの人達やnoteでもお騒がせして結局大丈夫だった。ということを毎年やっています。すみません。

今また、乳がん再発転移の検査をしています。
まぁ、99%大丈夫だし、1%くらい心配なだけで、やっぱりただのお騒がせで終わって「新たな転移もないし、腫瘍も良性腫瘍のままだったし、実は五十肩だったみたい。あはは!」なんて笑って言って
「全く、心配かけないの!」ってまた怒られて笑うんだろうなって思っています。
思っていますが、今回は違いました。
まだ全ての検査も終わっていないですし、最終結果も出ていません。

では何が違うのか?

その1%に自分自身でも信じられない位振り回されてしまいました。

・・・

手術した右胸は常に痛いです。すっかり痛みとお友達です。
今回は初めての鎖骨と脇の下が痛くなりました。「鎖骨?肩こりからきたんだよ。寒いしね。運動不足だからストレッチしよう。」と気にしていなかったのですが、湿布しても、温めても鎮痛剤を飲んでも痛い。それでも気にしていなかったのですが、ある日、久しぶりに乳がんセルフチェックをしました。
裸で鏡を見て変化がないか自分自身でチェックすることです。
右脇の下に、手術痕があります。リンパ節にがん転移がないかリンパ節を採取した場所です。そこが引き攣れて痛い。その傷の上が少しだけポコっと膨らんでいる。左右の脇と見比べて、触ってみるとやはり腫れている。鎖骨から脇のリンパ節が触ると痛い。手を上げると肩から手首まで痛い。
いやいや、痛いと思うから更に痛いと感じるだけで、腫れも疲れが溜まってるだけだよ、わたしゃいつも大袈裟だからね。と思いつつ、直ぐに検査の予約をしました。
手が痛くてスマホ操作が辛いこと、検査をしていることはnoteにも書いていましたが、乳がんの検査だということは書かず、その時は誰にも相談しませんでした。
だって多分気にし過ぎなだけだし、99%大丈夫。念のため検査するだけだよ。1%だってないかもよ?
そう自分に言い聞かせていました。

外科での検査日が決まり、検査前にかかりつけの精神科に受診しました。
私は双極性障害なので、長年定期的に精神科に通っています。
主治医は、ずっと本や、文学フリマを応援してくださっていたので、本も購入してくださり、実物を見て感動していました。文フリの写真を見せながら様子を話し、半年以上大変なことが沢山続き(父との同居準備を一人でやって心身ともに大変で、同居も慣れるまで必死だった。最愛の19歳の猫が亡くなったなどなど。)その中でも、やり遂げられて楽しくて嬉しかったこと、noterのみなさんに応援していただけたこと、それを見ていた父や息子や友人が一緒に喜んでくれたこと。noteで新しい繋がりがまたできたことを話し、主治医も「大変な中で本当によくやりましたね。本も楽しみです。ゆっくり拝見します。」と、とても喜んでくれました。

そして「先生、実は…」と乳がん検査のことをお話しました。
「まぁ大丈夫だと思っているんです。でも急に不安になって、せっかく独立して自分のやりたいことを始めた息子に、いつどのタイミングで話すか、父はどうする?猫はどうするか?万が一の時、治療は?この手の痛みの中でどんな仕事ができるのか?とか考え始めると止まらないことがあるんです。」と伝えました。
主治医も驚き、いろいろと話合いした後、「じゅんみはさんは今まで乗り越えてきたし、一人で考えると悪い方にばかり考えてしまうから、ゆっくり心を休めながらやっていきましょう。絵を描いたりしながらでもね。」「今、絵が描けないんです。左利きで絵を描くのは左手ですが、右手で紙を押さえるので右手が痛いのと、気持ち的にも。」「え、そうなんですか。」「でも右手じゃなくても何か物を置いて押さえたり、何とか工夫すれば描けますね!きっと気持ちも落ち着きます。先生とお話してたら元気が出ました。」なんて笑って。

病院で主治医の顔を見てちゃんと自分の気持ちを話せて安心したからか、帰り道に急に泣けてきて、わんわん泣きました。

私、本当は自分で思っていたよりも、凄く不安なんだなって気付いたのです。

不安な気持ちを心の奥に隠していたんだ。精神の病気のせいもあるだろうけれど、乳がんを経験された方達の中には私と同じように不安になる人もいるかもしれない。
不安になってもいい。自分の気持ちを受け止めてあげようと思いました。

最初に乳がんのしこりを発見したのは自分でセルフチェックをしていた時でした。
受診してエコー検査してもがん組織ではない。CT検査も細胞診も必要ないと言われ、半年後の再検査では、大きくなっていた腫瘍はやはりがん組織で2回手術して、ステージ2b。そして治療。
2回目の手術直前のエコー検査での技師さんに「これは1回目のエコー検査画像から、がん組織だと分かるね」と言われショックでした。
何度も何度も検査して大丈夫って言われてたのに。
最初にセルフチェックでしこりを見つけた時から本当にがんだったんだ。

この私の体験記で医療従事者様を不快なお気持ちにさせてしまったら大変申し訳ございません。
たまたま私の場合がそうだっただけだ、と思っております。

今の私の素直な気持ちは、あの時の経験があって、エコーで大丈夫と言われても実は不安なんです。
今回のエコー検査結果は大丈夫とのことでした。
良かった。やっぱり大丈夫だったんだ。ちょっと気になるところもあるけど。脇の腫れも引いてきたし、大丈夫。それでも痛みが強いと急に不安になることがある。次の検査と結果は年末。
大丈夫、大丈夫、そりゃあ不安な時もあるよ。でも大丈夫。次の検査も大丈夫。心配ないよ。と自分に言い聞かせていました。

1%に振り回されたこと。

数日後から、私はおかしくなりました。
不安になると横になり気持ちを落ち着かせるのですが、いつの間にか寝ていて、部屋の壁時計を見て「あ、朝4時だ、まだ2時間寝れるな。お茶飲んで二度寝しよう。」とキッチンに行き、明かり取りの小窓のデジタル時計を見ると16時。
え?今夕方なの?朝私は何してたんだっけ?昼は何してた?流しに食器はあるからご飯は作って食べたみたいだな。思い出せない。お昼寝2時間してただけなのに朝だと思って起きた。
別の日は7時に目が覚め、19時だと思い込み「急いでオトンに夕飯作らなきゃ!」ってキッチンに行ったら、オトンが「おはよう!」ってニコニコしてる。今は朝だ。

一度寝てから起きると朝昼夜が分からず、何をして過ごしていたのか記憶がおぼろげ。

料理をしようと食材を並べても、いつもの料理の手順が分からない。ぼーっと立ち尽くす。やっとこさっとこ作れても味付けができない。どうやっても美味しくならない。そんな日が続きました。

私どうした?
何が起きてるんだ?
こんなの生まれて初めて。
どうしよう。

私が不安定だと、可愛くて大好きなオトンに些細なことで八つ当たりしてしまうから、なるべく離れて過ごす。オトンは寂しそう。オトンは何も悪くない。私のせいで悲しませてごめんね、と泣く。

もう無理だ。

一番聞かせたくないし、全ての検査が終わって笑い話になってから話そうと思っていた息子に、急遽帰って来てもらい、全ての話を聞いてもらいました。
また心配と迷惑を掛けるけれど、このままの私では危険で、どうにも手に負えなくなってからの方がよっぽど迷惑を掛ける。
今話さないとだめだと。
「わかった。話してくれてありがとう。不安でそんなにおかしくなるなら病院を変えてみても良いんじゃないかな?俺も調べるし、車も出すし。それで何でもなければ安心するでしょ。」
「あ、そんなこと全然思いつかなかった。」
息子は相変わらず冷静で優しい。
本当にごめん。ごめんと言うと怒られるからありがとうと言う。
セカンドオピニオンについては、私も分かるけど乳腺外科で有名な病院に検査段階での初診の仕方は分からないので自分でも調べてみると言った。
変な話、万が一私が本当に再発転移だった時、治療についての私の希望まで話した。
負担かけてごめんね。心の中で呟いた。

「あのね、noteでこの前の文フリのこと、手が痛くてスマホで文章が書けなかったから、音声配信の収録を一生懸命やって記事を書いたの。スキやコメントを沢山いただいて、それだけは嬉しいの。
胸がいっぱいなのと、今は頭が回らないし、文章がまとまらなくてコメントのお返事が書けていないんだけど。とても嬉しかった。励まされたし幸せな気持ちになった。」
「うん、良いじゃない、それは良いことだ、うん。」と息子は笑顔になった。
2年前noteを自分でも書いてみたら?と言ったのは息子だ。私の記事は見ないけど、楽しんでいると安心してくれる。

次の日から、朝昼夜がちゃんと分かるようになりました。料理もゆっくり作れるし、オトンと笑いながら過ごしています。
でも、まだいつも通りには家事ができません。
外に出ると動機がして手が震えて自分がどうしようもなくダメな人に思えて不安になります。
今は考える頭も回らないので、とにかく心を休めようと、病院を変えるかどうかも分かりませんし、結果も出ていないので現状はそのままです。
それでも、息子と話をしただけなのに、心底ホッとしました。

信頼している友人にも不安な気持ちを話せて、音声配信の嬉しいコメントのお返事もやっと書けました。

私がしょんぼりしていると、オトンが歌って踊ってくれて、私も笑顔になって歌って踊って。
大好きな朝ドラや時代劇を観て二人で熱く語ったり。
「だいじょうブイブイ!」といつの間にか食器を洗ってくれていたり洗濯物を畳んでくれたりします。
可愛いにゃんこ達はいつも側にいてくれる。

「47歳で五十肩は悔しいなぁ、でも四十肩って言うのも恥ずかしいね。」なんて、きっと笑い話になるよ!
それでも不安になった時は素直に受け止めようね。
そう思っています。

これが今の私です。
そしてオトンと息子と可愛いにゃんこ達。

いつもお騒がせで頼りない私だけど、この愛する家族を大切にして時間を過ごしていきたいです。

ココアおいしいね!

・・・

今の私の気持ちから
ある夏の日の楽しい家族の時間を思い出しました。

記事を読み返して
『なんてことのない日常が本当に幸せで大切なことなんだ。』
ゆっくりとまた、その時間を作ろうと。
その「うれしいおしらせとしあわせ」を載せました。

『病気に勝つとか負けるではなく、自分の気持ちに素直に優しくなろう。そうすれば周りの人も笑顔になるから。』そう思っております。

《noteのみなさんへ》

今年一年も沢山記事を書けて、読んでくださる方達がいて、みなさんのnoteも楽しく拝見させていただきました。

日々いろいろなことがある中で、「note」があることで支えられ、私が笑顔になると大切な私の家族も笑顔になります。
新しいチャレンジをしたり、新しい繋がりもできました。

noteから小さな幸せを見つけることができ、大きな喜びとなりました。
これからもカメさんペースでゆっくりnoteをやっていきます。

心より感謝申し上げます。

《じゅんみは写真館》

あったかいね
上はもっとあったかいよ
たまには一緒に歩こう
いつも見てるよ
ゆっくり歩こう
かわいい落ち葉だね
となりに座って
コーヒー飲んでひと休み
お昼寝かくれんぼ
一緒に食べよう

・・・

ヘッダーは
工夫して、久しぶりにゆっくりと絵を描いてみました。
描いてみたんですけど!しばらく描いてなくて下手!!
そして、左利きなので絵を描くのは左手ですが、消しゴムが右手だった!えー?今まで気付かなかったよ。
(私は左利きなのですが、いろんなことを右手でやるんです。スマホの操作も右手なので痛い時は左手で練習。)
下描きしてペン入れして、慣れない左手で消しゴムかけた時点でヘロヘロ。
色塗りは久しぶりに8色の色えんぴつpencoで塗りました。
三毛猫三姉妹の体の三毛模様は適当で。
でも、お絵描きやっぱり楽しかったです!
「私と家族」の絵です。
・・・





読んでくださりありがとうございます! 嬉しくて飛び上がります♪ 私の心の中の言葉や絵を見て何か感じてくださればいいなと願いつつ。