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あなたを愛する想い~上弦の月、を見て【2023/11/17】

 前回との差分やら何やらで沸いた話がしたくて筆取った🖌️!Twitterではうるさすぎるから、noteに逃げてきました。笑

 初回時点での妄想は、

 玉かんざしで自死しようとした女。命を絶たない約束をし、玉かんざしをもらった。女はなんとか生きたが、自死を止めた日から死んだように生きているだけに見えた。そばで寄り添う男はついに女の様子を見ていられなくなり、心中を図る。抱き抱え、左鎖骨の下から刃を差し込み心臓を止めた。男は女の肩と頭を優しく支え、かつて女が自分で突きたかった頸動脈を刺し違えまいとした。そして、自分の腹を突く。失血しながら動きが鈍くなっていく女にまだ体温があるうち抱きしめた。女の死に顔は生きている時より幸せそうな表情で、男は自分の息のあるうちにしっかりと見納めようと思う。

 だったんですが、どのように変化したかな⭐︎写真に言葉を添えていきやす🫴テーマは「優しさ」です。

男がやった玉かんざしで自死しようとした女。よく似合っていると思い髪に飾ってやったのに、自死に使われるほど悲しいことはない。女に死なない約束をさせ自分の手に収めた。手の中にある玉かんざしには、以前はなかった重さが感じられた。
 女がどんな思いで死を選択しようとしたのか、理解してやりたいが理解することができない。

 女の気持ちを察してやろうとする優しさがガンガンだった。相手のことをさぞ辛かろうと思っている表情が切なくて線が細くて綺麗だった。

 女を抱き寄せる。もう少し一緒に生きていきたい自分の思いとは裏腹に女は生きていること自体が辛そうだった。自分にしてやれることはないから、抱きしめるしかできず無力に思った。

 不穏な空気の優しい抱きしめ。目を見ていると死んでしまいたい空気に引き寄せられてしまうと直感しているかのような、頭ごとの抱擁〜!何にもしてやることができない辛さと、してやりたいことすらエゴなのか、という、葛藤を感じた。自分の気持ちがどうというより、女が少しでも幸せ感じてほしい願いをかけて行動しているところがまじで優しい。ひしひしと優しさに包まれた。

 生きているのが辛いから自死したい女の決断を自分の気持ちだけで止めてしまったことに罪悪感を抱きはじめる。熱意を遂げられないことが辛いと何故察せなかったのだろう。募る後悔が次第に心中の意思になった。

 この刀を見る眼差しやばくない?!?!殺してやることも優しさだって気がついちゃう瞬間、この先もう止まらないって分かって苦しくなった。

 女に玉かんざしを差してやる。手の中にある美しく若い命がもう尽きようとしている。悔しいが、今、見る女はどんな瞬間よりも綺麗に見えた。

 最期に玉かんざし差してあげて、幸せだった思い出辿ってあげるのえげつない。優しさに溺れそう。男も女の顔見て懐古しながら、心中の気持ちを固めている。気持ちが固まった時の眉間、良〜〜!

 女を抱き抱え、左鎖骨の下から刃を差し込み心臓を止めた。男は女の肩と頭を優しく支え、かつて女が自分で突きたかった頸動脈を刺し違えまいとした。刃はじっとり女を貫く。

 めっちゃくちゃに優しかった…。一発で死ねるように深々突いてくれて、しかも血まみれの体をしっかり抱き止めてくれて泣いた。女の悲痛の声を雨音で隠すところも優しかったな。雨って必ずしも不穏の象徴だけではないよな〜!雨音に包まれるのもいいもんだよね〜〜!
 あと安定に女の柔らかい肉感、筋、骨とやや冷たい体温感じました。ずずず、っと鈍く刺さっていく様子がグロく描写されてた。天才か?!

 死に顔こんなに愛おしく見てもらえることある?!

そして自分の腹を突く。女を生き地獄にいさせてしまった罪滅ぼしと、女と永遠に一緒にいる手段として。
 失血し朦朧としていく意識の中、ゆっくりと動きの鈍くなる女を抱きしめた。
 その美しい顔をいつまでも見ていたい。

 かんざしが落ちた時に、女の息が止まったのかな、を感じました。

 自分の最後の呼吸まで女の体温を感じていたい。

 かつてこんなに優しい心中があっただろうか〜〜?!?!?!でっっっかい優しさに包まれて…ウッ…幸せに死ねてよかったです……。1秒逃すことなく優しさが溢れていた…っ。
 前回よりも死んだ後に顔を見てゆっったり時間を使って抱きしめていて、良すぎた。「死ぬ瞬間まで愛されていたな〜!」が「死んでも一生愛されていくな〜!」になった。これ以上優しくされたら溺れます、限界でした。

 てことで、私の中での筋書きがだいぶはっきりした回でした。また出会ったらどうしよう、今度こそ溺死する(?)

 愛をこめて!

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