ウーバーイーツの配達料300円になって稼げなくてブチギレてる

という記事を見た。

ライター兼ウーバーイーツの配達員らしい。

ヤフーニュースにでてて、配達料金が値下がりしたことにめっちゃキレてた。

ネタなのか？と思うくらいの文章で（読みたい方はググってみて）、まるでウーバーイーツが悪いみたいな感じで書いていて。

そのライターは「満員電車の正社員は地獄」だからウーバーイーツをやっているのに、ウーバーイーツも地獄だと書いていた。

たしかに何キロ走っても300円しか貰えないのであれば流石にバカバカしい気もするのだけど、地獄とはまた言い過ぎだなということは思った。

元々は1件あたりの相場が450円とかだったみたい。

それから考えるとたしかに安くなってしまったのだろうけど、そもそもウーバーイーツの仕組みを考えると妥当じゃないかと思わざるを得ない。

1000円の商品を頼んだとして、店側から30%の手数料をもらう。

それで配達員に450円払っていれば150円赤字になる。

お客さんが頼めば頼むほどウーバーイーツは赤字になる。

店側も3割も取られたら大した利益にはならないだろうと思う。

だとしたら配達員が1人儲かってしまっているという構図だったわけで、そんな状況のほうがおかしい。

赤字が続けば会社なんて成立しないのだからウーバーイーツは意図的にそういうことをやっていたのだと簡単に推測できる。

それが適正になったということなんじゃなかろうか。

しかしこのウーバーイーツの配達員というのはフリーランスなわけなので、労働基準法にも当てはまらないし社会的にとても弱い立場の人たちである。

フリーランスはフリーランスでも【ウーバーイーツに完全依存】しているフリーランスなわけなのでこういう事が起こると困ってしまう。

これは美容室と業務委託契約を結んでるフリーランスもそうだろうし、これから世の中のいたるところでそういう立場の人が増えていくことが予想される。

大企業も中小企業も方針として【正社員雇用】をしなくなっていく。

コロナのこともあって、人を雇うということに関する考え方が大きく変わっているし、時代なのだとしか言えない。

フリーランス契約や業務委託契約に切り替えられる人がたくさん出てくるだろう。

そうなってしまうと会社…というか仕事の供給元に対しては何も言えなくなってしまう。

フリーランスは自己責任という大前提ができてしまうから、いざ値下げされようと切られようと文句が言えない。

技術があろうと、経験があろうと関係がない。

非常にシビアな世界だと思うけどそれがリアルになっていく。

供給されるだけの仕事のやり方というものはとてつもないリスクと隣合わせであるから、だからこそ個々に仕事を持つことが重要になっていくわけで。

もちろんみんながみんなそうなるわけではないけど、特に美容師はそういう人がもっと増えてくると思う。

マーケティング、集客、ブランディング、サービスのブラッシュアップそういったことを会社や経営者のみならず一人ひとりが考えなければならない時代が来る。

かと言ってネガティブなことばかりでもない。

やればやっただけ結果が出るというのもまた【自己責任の恩恵】なのであるのだから、頑張れる人にとってはいい世界だとも言える。

格差の正体はここで、これをフラットにすることは不可能ではあるけど、自分がどちらに立ちたいかは選ぶことができる。

経済的に誰か、またはどこかに依存することからの脱却が1つのテーマなのだと思う。

どう立ち振る舞うか。

考えることは必要なことだと思う。

僕は会社を始めたのは長男の責任として親の老後の働く場所の確保や老後の生活を支えるためでもあったけど、依存しなければならないのであれば僕がその依存先になればいいと創業時に思っていた。

これから実の妹が会社の取締役になる（未定な予定）ので昨日は新宿で飲みーてぃんぐをしてきた。

少しずつ、そういうふうに思ったことを形にしていきたい。

会社の存在意義として、僕の存在意義として、美容室に限らず様々な中小企業や個人店やフリーランスが依存からの脱却を行えるよう尽力していきたい。

そういう想いも現実のものにしたい。

集客、マーケティング、ブランディング、サービスの作り込みが僕と自社の強みだから、それをなるべく色んな人に、いろんな業種にたいしてシェアしていきたいと思う。

自分で自分の仕事を管理して運営するのは大変だけど、いざというときのリスクはぐっと減る。

ウーバーイーツの配達員が悪いわけではない。

ウーバーイーツが悪いわけでもない。

ほんの少しの意識の違い、重点の置き方の違いなのだろうと思う。

なんでも相談ください。

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