M21プレミアドラフト 初心者攻略メモ

 初めまして。
 私は順九郎と申します。
 今回、Magic: the gathering Arena の基本セット2021のプレミアドラフトを続けた結果、今月11日にミシックランクに到達することができました。

画像1

(↑現在、550位くらいまで落ちています)

 初めてリミテッドに本腰を入れて取り組み、気づいたことなど、メモを取りながら対戦を繰り返しました。
 せっかくの機会なので、この場で、読んでくださる皆様と共有できたら幸いに思います。

 なお、私は”ラヴニカのギルド”から、アリーナでカジュアルに遊ぶ程度の実力です。初心者と捉えていただいて問題ないと思います。
 ですが、初心者なりに、勝利を重ねやすい方法を見つけて、ラダーを駆け上がりました。
 特に、リミテッドに対して、なんとなく尻込みしているような方に、お役に立てるのではないかと期待しています。
 他の方々の書く攻略記事に較べると、甚だ見劣りするとお感じになられるかもしれませんが、何卒温かい目で見ていただけたらと思います。


M21 リミテッド 概要

 早速ですが、結論から書いていこうと思います。

1.3ターン目までに2回行動
2.5マナ以上のカードは3枚以下に抑える
3.土地の枚数が16で足りるようなデッキは勝ちやすい
4.相討ち要因として使えるか考えておく

 それでは、以上の事柄を、順に説明を加えていきましょう。

1.3ターン目までに2回行動

 速攻デッキがかなり勝ちやすいため、頻繁に対戦することになります。
 例えば、相手が先攻の場合、3ターン目までに3体クリーチャーを並べてくることも珍しくありません。
 そこで後攻のこちらが、ようやく第3ターンに3/3のブロッカーを1体出すだけでは、ほとんどの場合、負けてしまいます。
 というのも、返すターンに相手は除去なり、クリーチャー全体強化なりで、攻撃を継続させてきます。
 結果、こちらの4ターン目にはライフが危険水域まで落ち込んでしまいます。その状況下でブロッカーを追加しても、ライフのために戦闘で不自由なブロックを強いられることも多いですし、相手に追加の除去なりあれば、そのまま押し切られてしまいます。
 
 つまり、特に後攻においては、遅くとも2ターン目にブロッカーを1体出して、相手が2ターン目までに出したクリーチャーと相討ちを取っておくことが、非常に重要になります。
 仮に《抵抗の妙技》などで一方的に討ち取られたとしても、問題ありません。相手はそのターン、2マナ以上の後続を出せないため、時間を稼げるからです。双方のカードの収支を見ても1:1交換です。
(ただし+1/+1カウンターが乗る分、相手の方が少しだけ得です。余談ですが、それ以外にも《抵抗の妙技》は汎用性が高く、強いカードだと思います)

画像4

 あるいは、2マナの除去でも、同等もしくはそれ以上の働きをしてくれますので、ブロッカーか除去か、どちらかは必ず用意があるようにしておきたいものです。

画像2

画像3

 これらの除去はインスタントなので、1:2交換がとりやすく、使い勝手がいいです。特に今環境の赤の除去は優れています。


2.5マナ以上のカードは3枚以下に抑える

  M21では5マナに各確定除去があるのが特徴です

画像6

画像7

 5枚目の土地を出して、5マナの呪文を唱えるとすると、そのターンは呪文を1回唱えて終わることになります。当たり前ですね。
 ただ、これをどういった状況において行ったかで、意味合いはかなり異なってきます。

・こちらがクリーチャーをずらりと並べて、マナを使い切って5マナの確定除去を唱え、相手ブロッカーをどかして勝ち
・相手がクリーチャー4体。こちらには0体。手札には5マナの除去1枚と2マナのクリーチャー。使えるマナは5点。間に合わずに負け

 少々極端ですが、誰でも両者のような経験はあるのではないでしょうか。
 要するに、5マナは重いのです。

画像6

 もうひとつ例として、このクリーチャーの役割が分かりやすいかもしれません。
 《うろつく光霊》は非常に強いクリーチャーです。
 どのように使っても役立ちます。ですが、その強さが状況により、まばらであると思うようになりました。 
 このクリーチャーの他に、召喚酔いが解けてないクリーチャーをコントロールしていないと、バウンスしてできた隙に攻撃できないので、もったいなく感じます。
 反対に、こちらがクリーチャーを十分並べている状況下では、勝利を決定づけるほどの役割を果たします。

 できるなら、このクリーチャーが出る前に、攻勢をとれる状況を作っておきたいところです。

 そして、バウンスは対象のクリーチャーのマナコストが高ければ高いほど、強いです。
 これまた当たり前の話ですが、なぜでしょう?
 一言でいえば相手にかける拘束力が大きくなるからですね。

 相手の重いクリーチャーを戻したとして、相手は自分のターンにそれを出しなおすか、あるいはより他のカードをプレイして終わりです(膠着状態にもつれこんで、大量の余剰の土地並んでいるのでない限り)。
 相手からすると、本来そのターンに唱えたかった呪文を、バウンスされたことによって唱えられなくなるわけです。
 バウンスした側からすれば、相手の1ターン分の時間と、出し直しにかかったマナの分、得をしたことになります。
 
 例えば、こちらが攻めていて、相手がその対処に追われているような場合においては、重いクリーチャーを出しなおす余裕がなくなり、とりあえず頭数を揃えるために小型クリーチャー2体召喚せざるを得なくなります。
 こちらはその得を活かして相手のライフを削り切るなどすれば、実質、除去したも同然です。

 要はテンポの話なのですが、くどくなってしまいました。
 まとめます。

・今環境の5マナの呪文では、1対多交換が困難なため、不利を覆すだけの作用はない

・ただし、ほぼ確定除去であり、有利な局面を更に有利にしたり、均衡を崩すのには使える

・よって、4マナ目までに、しっかりと場を作っておくことが不可欠である。

 つまり、自分でも相手でも、5マナ使えるまでの状況は、かなり重要で、土地が5枚並んだ瞬間がゲームの分水嶺になることもしばしばです。

 相手が青で、ゲーム開始からまっすぐ進み(=初期ハンドを使い切っていない状況で)、土地が4枚並んでいる状況下では、こちらは4マナのクリーチャー1体だすより、できれば2マナを2体出したいものです。
 《うろつく光霊》の存在もあって、私はよく、軽いデッキを指向していました。

3.土地の枚数が16で足りるようなデッキは勝ちやすい

 M21は、いわゆるフラッド受けになるようなカードに乏しく、土地を3枚くらい余分に引いてしまうと、どうしようもなくなる状況に陥る可能性が高いです。

 アリーナのBO1では、初手に補正も入りますし、4マナまででデッキが十分強みを発揮できるようにして、5マナを2枚までにしておくのが、個人的にはおすすめです。

4.相討ち要因として使えるか考えておく

 1で述べたように、最序盤での攻防で後れを取ると、そのまま負けてしまうことがままあるので、1~3マナのクリーチャーもしくは軽量除去を必ず用意すべきです。
 ここで、私は非常に初歩的な落とし穴にはまってしまいました。

画像8

 このクリーチャーを出した後、

画像9

 このクリーチャーなど+1/+1カウンターを置くカードが、手札にたくさん控えていたため、《議事会の導師》をブロッカーとして使い捨てることができず、ずるずるとノーガードで何ターンか浪費してしまい、ライフを詰められて身動きができなくなって、負けました。

 極端な考えかもしれませんが、

画像10

 こういったクリーチャーは、半分エンチャントとして数えた方がいいかもしれません。
 少なくとも、単純にクリーチャーの頭数に入れるのは危険です。

まとめ

 いかがででしたしょうか。
 あんまりにも初歩的な話で、参考にならなかった方も多いと思いますが、私の実力はこんなものということで……
 結論としては、アグロを組めば手堅いです。
 私の場合、購入した20000ジェムぎりぎり消費してブロンズからミシックまで行けました。
 これからの目標としては、赤青でスペル主体のデッキを使えるようになることです。
 クリーチャー:それ以外の呪文:土地=15(16):8:17(16)
 この基本構成比以外のデッキでよく負けてしまうので、プレイの幅を広げたいところです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?