見出し画像

どうなるアゲハさん④

※ 昆虫が苦手な方の閲覧はご遠慮下さい ※

ご覧頂く方によっては不快な思いをされる方もいらっしゃる「昆虫(アゲハ蝶の成虫)の話」ですので、以降の閲覧は自己責任でお願いします。


アゲハさん 国(自然)に帰る

さて、羽化後も延泊頂いたアゲハさん、無事に本日自然界にお戻り頂きました。

折角我が家に延泊頂いた + 羽化後、ご飯(代用食:ポカリスエット)をどの程度食べたのか分からななかったので、最後に食事してもらいました。

口先を竹ひごで伸ばして、ポカリスエットを浸したティッシュにつける
暫く足の動きを止めて、飲んでいました。

参詳サイト
・ポカリスエットを餌に選んだ理由
https://ageha.funabori.xyz/0383esa/

・ごはんのあげかたhttps://www.youtube.com/watch?v=E-qA1QqxdZY&t=266s

食事を始めてから1分位でしょうか、また足がバタバタ動き出したので、いよいよお別かな、と。

最後に部屋の中で離してみると、レースのカーテンに止まり、羽根を2-3回ゆっくり開いて閉じてくれました。
絶対に思い込みなんですが笑、バイバイを言ってくれた気がします。

羽根をゆっくり開いて閉じて、バイバイを言ってくれた(妄想)アゲハさん

その後、手に乗せてベランダに出た所、直ぐに空に飛び立っていきました。
あっという間に見えなくなって、暫くその方角を見ていました。

アゲハさんからもらったもの

今回、アゲハさんの蛹を路上で見つけた時、20年ほど前に育てていたアゲハの羽化に失敗したことを経験を鮮明に思い出しました。
幼虫から育て、蛹になり、ある朝起きてみたら虫かごの中で伸びきらない羽根を背負って歩き回っていたアゲハ。
当時はインターネットで調べる癖もまだなかったので、昆虫図鑑で調べ、候補になりそうな花を花屋さんで買いました。
でも結局十分にえさを上げられることが出来ず、2日ほどで死んでしまいました。
そのアゲハを埋めた場所を今でも覚えています。
その時から、自然の生き物の生き死にに関わるのはやめようと思いました。

ただ、今回アゲハさんを上手く自然に還してあげられたのは、その時の経験があったからだし、ネットに情報が沢山あるお陰で、
・蛹ポケットを創り、
・ポカリスエットをご飯に選び、
・2本指で羽根を挟んでご飯を上げる
事が出来ました。

あの時自分が抱えた”葛藤”というか、扱いが難しかった感情を、今回のことで少し解消出来た気がします。
今回アゲハさんに出逢ってもらえた、とても大事な気持ちでした。

実はアゲハさんを見つけた時に向かっていた駐車場は先週で解約し、今週から別の駐車場になりました。
ですから、もし今週アゲハさんが道に落ちていたら、僕らは出会うことが無かったのです。そんなタイミングも相まって、今回のアゲハさんとの出会いはとても特別なものに感じました。

先週の日曜日に道端で拾って以来、1週間ちょっとの時間でしたが、共に過ごすことが出来て、羽化の瞬間にも立ち会わせてもらえて、とても幸せな時間でした。

アゲハさん、出逢ってくれてありがとう。

羽化直後のアゲハさん




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?