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グレゴリー先生と僕「3.弟子編②~蔵本順撃沈~」

さて、前回初めて訪れたConvent Avenue Baptist Churchの礼拝で、グレゴリー先生の歌にノックアウトされた僕は、早速翌週からLessonを受け始めました。
※前回の記事はこちら
※記事を書けば書くほどネタが思い出されるため、「弟子編」は全⑥回で程度でお届けすることにしました。今後の変更もご了承ください笑

◆初めてのレッスン

さて、前回あっさり先生にレッスンを付けてもらえることになりました。

レッスンは毎週水曜日6~7pm、@Convent教会2階にある先生の部屋。
初回のレッスンに僕は非常に緊張して行った。
緊張していた主な要因は以下。
・そもそも英語で音楽の会話をしたことがないので英語が理解できるか不安
・礼拝であの歌を唄っていたオペラの人だから、凄い厳しかないか不安
・日本ではちょっとGospel歌えたかもしれないけど、全然通用しなかったら恥ずかしい

ただの不安2つ、小さなプライド1つ、合計3つが、家から地下鉄経由でConventの先生の部屋に辿り着くまで僕をどんどん不安にさせた。

いざ先生の部屋の前に着くと、中から女性の歌声が聞こえてくる。
はっきり言って、大して上手くない。
ピッチは合ってないし、先生のピアノよりどんどん前に進んでしまう。
切りのいいところで伴奏が止まると先生が何かアドバイスをしている。その女性は楽しそうな「Ok!」と必ず答えていた。

先生の部屋に続く廊下の壁にはこんな写真が貼ってあって、僕はこれをぼーっと見ながらその歌を聴いていた。

彼女の時間が終わり、扉が開いた。
女性はとても楽しそうに「See you Professor!!」と言って出てきた。そして僕に最高の笑顔で「Hi! How are you?」と聞いてくれた。
※「最高の笑顔」の次元が日本人と黒人とでは違う笑

部屋に入ると、先生はCocoloの時と同じようにとても柔らかい調子で「How are you?」と聞いてくれた。そして短く、僕がこのレッスンに何を求めているかを聞いた。※Cocoloの話はこちら参照。
正直、なんと答えたか覚えていないのだけど、多分「Gospelが上手く歌えるようになりたい」的なことを答えたのだと思う。

そして先生が始めたのは呼吸のエクササイズ。
息を吸って、止めて、吐いて、止めて、吸って、止めて、吐いて、止めて。
次はドッグブレス。舌出して「ッハッハッハッハッハ」ってやるやつ。

その後、ハミング、ロングトーン、1オクターブ上がって下がるやつ、半音ずつ上がる/下がる、と声を出すエクササイズが続いた。

因みに、ここまでで50分経過。
各呼吸・音のエクササイズで本当に細かいところまで指導してもらえたこともあり、アッという間に時間が経ってしまっていたわけです。
残り10分。
先生「What do you want to Sing?(何唄いたい?)」
僕 「I want to sing "Center of my Joy".」
先生「Wonderful.」

凄くいい感じのIntroを弾いて下さって、いざ歌い出す。
「Jesus, you’re the Center of my Jo-------y」
先生(伴奏を止め)「”You're"」
僕「ゆーあー」
先生「No, "You're”」
僕「よぅわー」
先生「No, ”You're”」
・・・

というわけで、結局この日、僕は正しい”You're”が言えずに、”Center of my Joy” Chorusの1行目3単語目でレッスンを終えました。

【冒頭引用】
・日本ではちょっとGospel歌えたかもしれないけど、全然通用しなかったら恥ずかしい

⇒ショックすぎて、「恥ずかしい」とかなかったです笑

次回は「4.弟子編③ ~これがクワイヤか!~」をお届けします。
いよいよクワイヤに入ります!

◆グレゴリー・ホプキンス日本ツアー(東京編)イベント情報はこちらをご覧ください。
https://note.mu/junkuramoto/n/n0b59dfc9e5cb

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