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グレゴリー先生と僕「2. 弟子編①~蔵本順一目&聴惚れ~」

さて、グレゴリー先生と運命の出会いを果たした2012年8月18日までを前回回想しました。
「1.出逢い編」はこちらからどうぞ。

◆初Convent Avenue Baptist Churchの礼拝

2012年8月26日、「1.出逢い編」でグレゴリー先生に出逢った翌週、先生がDirectionをされるChoirを聴きにConvent Avenue Baptist Churchの礼拝を訪れました。

ご参考までConvent Avenue Baptist Churchをご紹介します。
■1942年2月4日(築76年)に創設されたHarlemの中でも規模の大きい分類で、教会員も多い教会
■「バプテスト派」というアフロアメリカンのキリスト教では非常にMajorな宗派に属する教会で、The Greater New York Area(ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネティカット州、ペンシルヴァニア州を含む)の「バプテスト派」の牧師が集まる会議を行う教会としても有名。
あのマーチン・ルーサー・キングJr.牧師も毎年1月に礼拝に参加。
■現在の牧師はDr. Jesse T. Williams。(蔵心声:声がめちゃくちゃいい)
■日本時間の毎週日曜日22時と25時から礼拝のネット配信サービスを行っているので、ご興味がある方は是非一度聞いてみて下さい。
https://www.conventchurch.org/listen-live

外観はこんな感じ。
風情ありますね。

内観はこちら。

入り口入って正面、十字架の真下、金の手すりがある当たりがクワイヤ・ロッジ(クワイヤが礼拝時にスタンバイして歌うところ)で、その下にある文様の入った板張りのエリアがPastor(パスタ―=牧師先生)や教会の役員が座る席。
因みに、クワイヤ・ロッジにいる白いローブの人はグレゴリー先生です笑

逆に振り返るとこんな感じ。
柔らかく照明が会堂内を照らす、温かい雰囲気の礼拝堂です。

Conventには世界各国からのゲストを歓迎するためのUMOJAという専門のチームがいて(後に僕も加入)、8:00と11:00の礼拝に先立ち、教会の前に並んだ観光客に礼拝中のお作法(マナーモード、写真禁止、録音禁止等々)を教えてくれます。

◆グレゴリー先生の凄さ①

さて、11:00からの礼拝に向けてクワイヤ・ロッジが良く見える2階(内観1枚目の左上付近)に席を取り待っていると、徐に一人の男性が現れ、颯爽とパイプオルガンを弾き始めた。
(蔵本心の声:うぉー、めっちゃ良い!Gospelって言ったらHezekiah Walkerみたいなバンドを思い浮かべてたけど、このサイズの教会に鳴り響くパイプオルガンもめっちゃいい!しかもめっちゃ上手。。。やっぱ専属のオルガニストがいるんだな。ん・・・?)

パイプオルガンを弾く人に目を向けると、そこにいたのは。

グレゴリー先生
正に先生のアーティスト写真(上)がConvent Avenue Baptist Churchのパイプオルガンの鍵盤前で撮られたものな訳ですが、先生はHarlemの中でも非常に名前の通ったピアノ/パイプオルガンの名手。
ピアノとパイプオルガンは足鍵盤があったり全く別物だと思うのですが、前日(18日)に感じたのと同じように「この人のパイプオルガン、生きてるみただ!」とただただと朝一からびっくり。

いざ礼拝が始まると、Pastorの招きの言葉等があった後に早速パイプオルガンに併せてChoirが歌う!
Convent Avenue Baptist Churchには4つのChurch Choir(教会に帰属する聖歌隊)があり、1回の礼拝で必ず2つのChoirが讃美することになっている。
この日はClassic(Bach、Vivaldi等)を中心に讃美する【The Sanctuary Choir】が担当の日。というわけで、讃美はさながらOperaを聴きに来たかの気分。
SoloもしっかりClassicのSoloのテンションで歌うし、Choirも今まで聞いたことがないくらいの音圧で讃美歌を歌いまくる。
(蔵心声:アフロアメリカンの歌ってやっぱ凄いんだな・・・)

その後、聖書朗読・お祈りと進むと今度はもう一つのChoir【Male Choir】(男性のみのChoirで、赤いジャケットが目に鮮やか。)が歌い始める。BassからAlto音域迄まんべんなくメンバーが揃い、男性だけであることは全く気にならない。(蔵心声:TAKE 6が成立するのが良く分かるなぁ)
ふと見るとクワイヤロッジ(2階相当)から1階のGrand Pianoの前にグレゴリー先生が移動していて、昨日(2012年8月18日)同様バキバキPianoを弾いていらっしゃる。
(蔵心声:やっぱりこの人凄いなぁ。。。)

◆グレゴリー先生の本気に驚嘆

礼拝は進みそろそろ終わりに近づいた頃、(多分Offering(献金)の時だった思う)、グレゴリー先生が突然ソロで歌い出した。

それは文字通り「教会の建物が震えた」レベル。
僕の後ろに合ったステンドグラスがびりびり言っていて、僕の耳の鼓膜もびりびり鳴った。

パイプオルガンは当然パイプから、Choirのソロ・Pianoはマイクを使ってスピーカーから音を出してたわけだが、先生は「生身」だ。
「生身」で今までのChoirのソロやPianoよりもはるかに鼓膜が振動する歌を、この人は歌っている。
それもそのはず、グレゴリー先生はあのパバロッティのサブとしてツアーに同行していたキャリアを持つ正真正銘のオペラ歌手。
こちらが、パバロッティ氏。

オペラ歌手が歌うゴスペルを初めて聞いたわけですが、この時のインパクトは生涯忘れられないものでした。
(蔵心声:この人、本当に凄い・・・凄すぎる。。。)

こうして人生初のConvent Avenue Baptist Churchでの礼拝を終えた。
礼拝を終えた僕は、そのまま教会内にあるグレゴリー先生のOfficeへ。

蔵本:「めちゃくちゃ感動しました!僕にレッスンをつけて頂けませんか!?」
先生:「Ok.」

こうして僕はあっさりと先生の「弟子」になったのでした。

『2.弟子編①』はここまで!
次回は『3.弟子編②』です。
※思ったより書く事沢山あるので『4.弟子編③』が確定しました笑


◆グレゴリー・ホプキンス日本ツアー(東京編)イベント情報はこちらをご覧ください。
https://note.mu/junkuramoto/n/n0b59dfc9e5cb

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