今日、会社で見つけた怒り

コロナ禍で原則在宅勤務中なのですが、対面式の会議があったので、今日は久々に出社しました。もうそろそろ定時のチャイムがなるかな・・・と思っていたちょうどその時、隣の課の課長から声をかけられ、思わぬところでストレスを抱えることになりましたので、そのことを少し共有したいと思います。

その課長=曲者の予感

正直なところ、以前からめんどくさいやつだなという印象はありました。いい人そうに装っていて、実は、自分のこと、自分の出世しか考えていない・・・そんなタイプですね。なので、これまでも声をかけてくる時はだいたいめんどくさい話が多かったのです。今回、その曲者をあえて「M課長」と呼ぶことにします。

で、今回の要件は???

結論は、「あなたのグループから誰か一人、よその課に移籍させることできませんか?」というもので、最初、何のことかわかりませんでした。しばらく話を聞いていると、事情がわかってきました。ざっと箇条書きすると以下のようになります。

・先週、ある有望な新人A君の人事異動があり、どこの課に配属させるかの会議があった。
・B課長と例のM課長が獲得に名乗りをあげ、強引にM課長が、A君を自分のグループ所属に決めてしまった。
・B課長が困ってしまい、M課長に対して「A君は諦める代わりに、M課長のグループから誰か一人、自分のグループに欲しい」と要望を出した。

で、この後、冒頭に書いたように、なぜか、自分に対して、「誰か人を出してくれ」という勘違い発言をしてきたというわけでした。

後になればなるほど怒りが・・・

その場では「そんなの出せるような余裕はないですね」とやさしくお断りし、それで会話は終了だったのですが、あとで思い返せば返すほど怒りが込み上げてきました。

そもそも、M課長にとってみれば、強引に優秀なA君を獲得したことによる身から出た錆なのです。にも関わらず、まったく無関係のこちらに「人を出して欲しい」と無理なお願いをしてくる神経の無さに、舐められている感を感じずにはいられなかったのです。

M課長は、自分のグループのメンバ構成をほぼ把握しており、出せる人などいないと分かるはずにもかかわらず、こんな厚かましいことをよく言ってきたなという感じです。本当に、自分のことしか考えていない奴だなと、うさんくさい奴という予感が確信に変わりましたね。

実は、自分に対する怒りなのかも

正直、今もまだ怒りが収まっていません。そして、何より、腹が立つのは、実は「自分に・・・」だったりします。なぜ、その場で、相手の真意を見抜き、舐められたとおもったら、そう言わなかったのか。なぜ、その場で頭が回転できなかったのか。なぜ、そこまでお人好しなのか・・・。自分に嫌気が差してきました。

会社で同じ組織に所属している以上、どうしても、遠慮してしまう自分がいます。表向きは、組織全体を考えている・・・そのため、自分の感情は後回し・・・ってそれってただの言い訳で、単に誰にでもいい顔したいだけなのかなって思いました。自分の意見を主張できないだけなんじゃないかなって。きっと、そういう自分への怒りが一番の怒りなんだと思います。

さて、これからどうするか・・・

最初は、今更だけど、M課長に怒りをぶつけてやろうかとも思いましたが、思いとどまりました。それよりも、自分を変えていく努力のほうが大切だと思ったからです。

今回のことを教訓に、二度とこのようなことを繰り返さないように、今後は、相手の話をもっと冷静に聞き取り、特に相手が曲者の場合は、その裏にある真意を見抜くよう最善を尽くすようにしたいと思います。その上で、自分の意見、言うべきことを言う、その訓練を繰り返していくしかないと思っています。



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