見出し画像

底辺お絵描きマンから見た二次絵批判のお話(お気持ち表明)

皆様はじめまして。てんとう武士と申します。普段はTwitterで表現規制関係や時事ネタを絵にしたり、フツーに二次絵を描いているアマチュアお絵描きおじさんです。

画像1

さて、今回noteを書こうと思い立ったのは先日話題になった『サイゼリアで喜ぶ彼女』をはじめ『イラストレーター個人に対する直接的な攻撃』を目の当たりにして、絵を描き投稿する側の視点で思った事を伝えてみようと考えた為です。

他の方々のように論じたり根拠を出したり、ロジカルな内容にはならないかと思います。要はお気持ちです。長過ぎず難し過ぎずのnoteになりますので、暇つぶし位で読んでやってくださいね。

画像7

1.聞いてた話とちがうやんけ

Twitterに身を置いて2年、表現規制に関して色々な騒動がありました。

例を出すと、タイツメーカーのアツギの広告『ラブタイツ』のイラスト炎上問題。この時、クレームを出した側は『イラストレーターを批判しているんじゃない。これを採用したアツギ運営側を批判してるんだ』と主張していました。

イラストの作者個人に対してしてじゃなく、広告に採用した企業や運営側を批判してる』

このパターンはよく見るヤツで、これを聞くと『あくまで企業に対する抗議であって委託された側へ攻撃してる訳じゃないんだな』と一定の理解はできます。ところが色々様子を見ていると『イラストレーター個人への攻撃』が目立ちはじめました。

※参考「ATSUGI」のラブタイツ問題、絵師さんに直接引用やリプをする人が現れる https://togetter.com/li/1617629 #Togetter

画像2

みんながみんなそうじゃないのは分かってるけど、毎回このパターンだなあと思ってました。

2.それを見ていたお絵描きマン

冒頭にも書いた『サイゼリアで喜ぶ彼女』含め、もはや企業とか関係ないやんけ状態になりつつある現状を見て、私が何を思ったかが今回のメインになりますが

まずジェンダー関係、性差別関係の内容からくるタイプの批判関係なしに出したモンには色んな反応が飛んできます。

受け止められる内容のレベルやキャパシティは人それぞれですが、シンプルな誹謗中傷は普通にダメージを受けます。しんどい。正直それに関しては避けようがないなと個人的に考えています。何故なら、絵に関する内容を飛び越えて、ロジカルじゃないから。

でも、描いてる側としては『少しでもダメージを受けるリスクを減らしたい』個人的にはそういう思考になります。『じゃあ具体的に言われてる(読み取れる)内容だけでも摘んでおこう』結果してそれが絵にどう影響するかというと

際限のない自主規制(配慮)』コイツが邪魔してきます。

画像4

描いてる絵のあちこちに批判の対象があるのではないかという錯覚に陥ると、表現を発表する行為そのものにハートのブレーキがかかる訳です。

例えば企業案件であった場合、事前に打ち合わせがあります。コンセプトに沿った内容や企業のコンプライアンスに合わせて絵をアウトプットする訳ですが、これ自体に落ち度があったのなら企業側のミスとして理解できます。

が、ええ、そうです。先程お話した『イラストレーター個人への攻撃』これが描き手をネガティブな思考へ誘う訳です。イラストレーターが活動する場はTwitterに限りませんが、セルフプロデュースが肝心な人がこの沼にハマると厄介です。

画像3

3.結局何が怖いのか

私が怖いと感じるのは、一部のクレーマーからの根拠のない批判や攻撃の声が今より大きくなる事で

法による表現規制以前に世間の【一般的】が規制肯定側の意見にアジャストされてしまう事』

それによってクリエイター側が本当に表現したいものを世に出す環境が悪化する事です。

自主規制って『自主的な規制』だけど、その指標ってなんだろうって考えた時 参考にするひとつが『世間一般的』って割と曖昧なものだなと思った訳です。これが大きく変わった時、無意識下で自分の表現の幅を狭めるんじゃないかと、私はそう感じたのです。

4.どうしたらいいんだろ

そうならない為にはどうしたらいいんだろう…と考えた時、まずは自分の絵に対して自信持って物怖じせず堂々と構えるメンタルでありたいという事(多分基本的なこと)これに加えて何かあるかな…と考えていた時、突然小学生の頃聞いたカツアゲの話を思い出しました。最初は100円を要求されたが、次第に額がふくれ上がり、遂には数万円を要求されるようになった、という話です。

前置きしますが、私はクレームの全てをこの話のカツアゲと同義で語っている訳ではありません。要は

要求がエスカレートして根拠や正当性の無いクレームまで受け入れる環境は作るべきじゃない』

という事です。

画像6

5.最後に

以上で私のお気持ちnoteはおしまいになります。今まで書くつもりがなかったnoteですが、書くに至るだけの状況を見てきました。

この内容を現役のクリエイターさん達はどう思うか分かりません。例え同じ想いでも、違っても、表現規制絡みの話は中々表立って話せる内容じゃないかもな…じゃあ私だけでも自分の思ってる事言ったろ。の感覚だったので許してほしい。

クリエイター側の心境のひとつとして覚えておいてもらえたら目的は達成です。改めまして、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

ここから先は

187字 / 2画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?