見出し画像

慎 泰俊(シンテジュン)さん、ありがとう!

月曜日になると慎さんのnote「週末レビュー」案内が来る。さっそく彼のnoteを訪れるが、新しい記事は有料なので読むことはできない。けれども、あ~損した、と思うことはまずなく、いつも「めっけもの」がある。下方に紹介される過去ログだ。今日のめっけものは、4年前の記事「プロになれる人となれない人」。
いや、私はこれから何かのプロになろうとしているのではない。
ひとつのネットワークを立ち上げようとしている。              

SLN(国籍喪失問題解決ネットワーク)。

SLNはSolution to loss of nationalityの略だ。
当事者側の個人・団体、法専門家、マスコミ、行政側、立法側、これらを繋ぎ、ひとつのテーブルに着きたいものだ。そこでは各自の立場や主張は保ったまま、「今の国籍法、困るよね。なんとかならないだろうか。」のこの点だけで共通意識を持ち、建設的な話し合いをしたい。

究極的には、「国籍法の全面的見直し」だ。
過去において不本意にも日本国籍を失った人達には「帰化ではない」国籍回復策を、これから日本で生まれる外国人の子どもには出生地主義による国籍取得を、と夢はふくらむ。

しかし、これは大事だ。私が生きているうちには実現しないと覚悟した方がよいだろう。
だからといって、チャレンジしないでこれからの人生を生きていく?

その選択は私にはない。

慎さんの記事の終わりにこうあった。
「これって、世の中の全ての仕事に言えることだなと今になって思う。色んなものをかなぐり捨てて真剣に打ち込んでいる人だけがたどり着ける境地というのはある。努力がその境地にたどり着く保証にはならないのだけど、それでも努力しないでそこに行ける人はほとんどいない。自分はこれ以上ないくらいに、今やるべきことに全てをぶっこんでいるだろうか。」

「若い人には力がある」。これは私の口癖だ。
毎日、若い人たちに学ぶことがなんと多いことだろう。

慎さんは事実上無国籍だが、それが彼のアイデンティティーの一部であるとしても、彼のやりたい事の妨げになっているようには思えない。むしろ反対に、バネになっている。
そして彼の夢といえば、何と巨大なことか!

「民間版の世界銀行をつくる」

現在彼の事業はマイクロファイナンスというもので、アジア4カ国の73万人以上の低所得者層の人々に小口融資などを行っているそうだ。
それの世界版!
彼の夢はきっと実現する。

「努力をしないで夢の実現はあり得ない」
今日もわたしは若い人から肩を押された気持ちになった。


(お断り)「国籍法の全面的見直し」という表現について、ある法専門家から「全面的」は言葉使いとして不適当、との指摘をいただきましたが、次回までに適当な表現を教えていただくつもりです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?