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3連発

シティのポップのリバイバルブーム、
っていうのをちらほら見かける。

先週の日曜日に、稲垣潤一さんが
のど自慢のゲストで出てたらしく、
え、古稀!? ってニュースを見た。

昨日は、BSの『その時、歌が流れた』のゲストに
池田聡さんが出てた。
♪忘れたくて~楽しんで~ を歌ってた。

今日は、BSのCoversに杉山清貴&オメガトライブが
出てた。
♪オンリユ~ 君にささやく~ を歌ってた。
北ウィングと真夜中のドアも歌ってた。
番組が番組だけに。

個人的にはすごい三連発。
バース、掛布、岡田以来。

私の場合は、リバイバルじゃなくて
ほぼずっと聴き続けてるほうのやつやけど、
ビジュアルを見ながら聴くのではなく、
音源で聴いてるから、
歌ってるご本人を見ると、え、と思うこともある。

近年、ライブ行ってみたいなあ、
と常々思ってるけど、
なんやかんやと言い訳を作ってしまってる
「好きでまあまあ聴く」レベルのミュージシャンが
相次いで亡くなって、行きたいと思ったら行く、
を実行することにした。

それで、今まで一度も見たことがなかったけど、
サンヨー(もう無くなっちゃったね)の
『April』のCM以来、ずっと好きだった
稲垣潤一さんが、わが県にライブに来たので
行ってきた。
年齢を重ねれば、だれでも外見は変化するけど、
この人、ほんとうに歌声がかわらなくてびっくり。
しかも、ドラマ叩きながら歌うって
かなり高度で、体力を使うに違いないことも
相変わらずやっていた。
さらに驚いたことには、客席に降りてきて
観客と握手とかしながら歌ってた。

客層は、おそらく私よりも
ちょっと上くらいの人が多かったと思うけど、
コロナ禍を過ぎて、ってこともあって、
「みんな、お互い健康で生きよう。
 毎年確かめに会いにくるから。」(うろ覚え)
って言ってたのが、すごく印象に残っている。

お人柄ですね。

めちゃくちゃ歌がうまい、
ってわけでもないと思うけど、
あ、稲垣潤一の歌、ってすぐに分かる
彼にしかない魅力があるのがいい。
男と女っていう、デュエット企画ものの、
小柳ゆきとの『悲しみが止まらない』が
めちゃくちゃ好き。

デュエットでの調和っていうか、
相手の良さを引き出せるような歌い方というか、
でも埋もれない声とか。
何十年も第一線でやれるって
すごいことやな、と改めて思ったライブだった。

って、三人について書こうと思ってたけど
稲垣潤一さんだけで、かなり書いたな笑
まあいいか、じゃ、次。

池田聡さん。
私、この人の『JE REVIENS AVEC 'La Rose Noire'』
っていうアルバムをずっと愛聴している。
デビューアルバムとかぶってる曲も多いけど、
こっちのほうをよく聴いていた。
昨日の番組では、デビュー曲の作詞家の人に、
「君の声は振られる歌が似合う」
って言われて以来、
ずっと振られ続けているそうだ。
(歌の中のみ、
 私生活は違う、と主張されてました)
いわゆる哀愁を帯びた、っていうジャンルの声。
私は彼のなにがそんなに好きなのかは
良く分からない。
でも、おしゃれっぽくふるまってても、
しゃべり方とか朴訥としてて、
つぶやきシローを彷彿とさせるのに、
(させるから?)
余計に切なく聴こえてしまうんか?
なんかよくわからんけど、ずっと聴いている。
ちなみに、彼のコンサートは7,8年前に
行ったことがある。
歌もすごくよかったし、おしゃべりも楽しかった。
また行きたいと思ってから
もう7,8年もたってるのがおそろしい。

で、杉山清貴&オメガトライブ。
1983年デビューってことで、
まだ私、小学生やったんか。
ベストテンとかトップテンとか
あの頃はランキング番組最盛期で、
たぶんそういう番組で見て、
大人ってこういうかんじ!?って思ったっぽい。
デビューアルバムから、
解散するまでの全アルバムを持っていた。
たった、2年8か月で解散したらしい。
唐突やった記憶はある。
ボーカルさんのわがままやったっぽくて、
そのあとに、ブラジルから来た
カルロストシキがボーカルになって
バンドは続いてた。
あんな終わり方やったのに、活動再開できるって
みんな大人になったのか、なんなのか。

私が初めて大人の歌のコンサートに
行ったのは、中学生のときで
大阪球場での杉山清貴&オメガトライブだった。
まだチケットぴあに電話して、
チケットセンターに引き換えに行く、とか
そういうことをしないといけない時代やった。

肝心のコンサートは、球場やったせいか
音響もぜんぜんで、いまいち盛り上がってなくて
(私だけやったかも)
コンサートってこんなもん?
ってどちらかというとがっかりした記憶がある。
もうバンドの雰囲気も悪くなってたのかも、
とあとから思った。

でも、杉山さんも歌がめっちゃうまい、
ってわけでもないけど、
なんやろう? なにがいいのか? 笑

オメガトライブの曲で一番好きなのは、
『Silent Romance』っていうので、
イントロのキーボードの入り方からして
ぐっとくる。
暗めの曲(暗い曲じゃない)が好きっぽい、私。
歌詞も、友達の彼女を奪っちゃって、
みたいなので、めっちゃ後ろめたいやつ。
でも、ためらうあなたの返事をキスでふさぐ、
とかね、そういうの大人にはあるんや、
って妄想たくましくしてた。

その後、杉山清貴さんは、
池田聡、中西圭三と3人でやってたライブで見た。
大阪球場でのライブと違って、
楽しそう、って印象を受けた。
楽しく音楽続けてくれてて、よかったと思った。

今回の再結成では、ライブツアーもやってるし、
今週の土曜日には京都でも開催されるのに
出勤日なので断念。
またそのうち機会があればって思ってるうちに、
誰か死んじゃったりするのよね。
(失礼)

三つ子の魂百までって言うけど、
私の場合、中学生くらいで音楽の趣味が
だいたい決まったみたい。
その後、シティポップ一色ってことはなく、
ほかのジャンルもいろいろ聴くようになったけど
心のふるさとというか。

一番好きなグループと言われると、
GRAPEVINEって答えるんやけど笑
ばいんさんは、田中君の声も好きやし
歌詞の意味を考えるという楽しみもあるのが好き。

音程あがったりさがったり忙しいのとか、
何歌ってるのか聞き取ることができない
早口のとか、
全くついていけないので、
体内リズムが中学生の頃にできあがって
しまったのかな?

基本、ラジオをよく聞いてるので、
ジャンルとわず、いいなと思った曲は
あらためて検索するんやけど、
聴き続ける、ってなるとなかなかないなあと思う。

いずれにしてもこの年齢になると
同世代とかちょっと上の世代の歌手が
いろいろ紆余曲折あったとしても
今も変わらずに歌い続けているってことが
うれしいというか、憧れる、みたいなのも加わる。

第一線でなくなっても、
ずっと歌い続けるってすごいことやと尊敬する。
若い頃よりも、かっこよくなってたり、
味がましたり、っていう人は多くはないかもやけど。










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