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境界線の問題について

こんにちは!

最近私は私以外の誰かとの距離感であるとか境界線について強く意識があります。

もともと私は自分と誰かとの境界線があいまいになりがち。誰かが痛い思いをしていると私も痛いし、自分が痛いこともわかってほしいとどこかで思っている気がする。


最近、とある人と出会った。そのお方はものすごく自分の領域をきっちりと守る。

「ちょっとそれは僕分からない」「それは僕に関係ないから興味ないんだ」その言葉は私にとってものすごく衝撃的で、私はしばらく笑い続けた。

はじめは自分の感情が分からなかった。驚き、笑い、尊敬???自分の中にないものを圧倒的に持っている人が目のまえにいる。そういう時人はただただ笑うのだと知った(私だけだと思うけど)

そこからはひたすら興味を引かれて、会うたびに言動にくぎ付けだった。見ているうちに気が付いたことがあった。

その方は、はっきりと境界線を引くけれど、自分の問題には全力で取り組む。そこは自分の問題ではないと線引きした先のことは相手にゆだねる。ああ、誠実さとはこのような表し方もあるのかと思った。

私はこれまで、愛想よくふるまうことやなんでも親身になることが良いのだと思っていた。だけど目の前の相手はめちゃくちゃドライに切り離し、私の問題は私にゆだねてくれる。なぜだかとても心地よい。一人の人間として尊重されていると感じた。ものすごくドライな言い方なのに、なぜだか距離がとても近い。

その方が近くにいると、私は好き勝手に笑ったり泣いたり自分の世界に没頭することができる。別に見守ってくれているわけではない。だけどあのお方がいれば最悪どうにかなると思える。もし頼りすぎてしまったら、すぐに突き放してくれるだろうという安心感があるから遠慮なく頼れる。どんなに近くに行ったとしても私の世界が守られるという信頼感もある。


自分と相手の境界線があるということは、安心して相手に踏み込めることなんだなとこの年になって初めて知りました。

私も自分の境界線をしっかりと持って、相手に踏み込んでもらえるように、自分も踏み込めるようにしていきたいなと感じた初夏の昼下がり。(初夏の昼下がりといってみたかっただけです)

それではまた!今日もしっかりとした境界線を!




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