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私を変えてくれた人のこと

こんにちは!今年は思ったことを全部晒して生きていくんだと言っていたのにnoteの更新が何か月か滞っていました。毎日ブログとか書ける人のことを心から尊敬いたします。

私と話したことある人やSNSをフォローしてくれている人は知っていると思いますが、私はちょっと浮世離れした生活を送っています。最近なんでそんな生活をしているのか聞かれることが多いのですが、自分でも謎なので、整理していくために少しずつ書き溜めていきたいと思います。

関西で旦那はんと二人暮らし。日蓮正宗信徒で基本的な生活ベースは菩提寺か総本山大石寺。人を根本から変えることができるのは仏教との信念のもと、いくつかの仕事を組み合わせて生活しています。(今は、週2で某塾の子供指導と週1でカジュアルフレンチの接客、オンライン経営学スクールの事務局のひと、カラーセラピスト、嗅覚反応分析士、その他ボランティアなど)書いてて、私本当に謎の人物だなーと思います。
*日蓮正宗信徒みんなこうじゃありません。むしろ私は特殊な部類かも

今でこそこんな生活を送っていますが、もともとはTHEサラリーマンな人間でした。
その生き方を変えるきっかけになった御僧侶がいるので、今日はそのお方の話を書いてみます。

私が御僧侶に会ったのは約三年前。当時は病気を発症して、大好きだったおじいちゃんを亡くして精神的にどん底でした。
お寺でおじいちゃんの御塔婆を見るたびに大泣きして、お寺にお参りしても下ばかり向いていました。

そのような時に、御尊師と何度かお経をあげる機会に恵まれました。御尊師はとても寡黙でシャイな方でいらしたのですが、仏様の前にいらっしゃるときの座り姿など迫力が本当にすごかったんです。

お経のはじめは下を向いていたのに、声を合わせて唱えていくと「顔をあげて仏様の方を見なさい。心配しなくて大丈夫だから。安心して大丈夫」と何度も言われているような感覚がしました。一度だけならまだしも何度もそんなことがありました。

それまでも仏様の力がすごいということは分かっていましたが、人生を変えるインパクトがあるほどとは思えていませんでした。

ある時御法話の中で、御尊師が
「ごはんを頂くのも、仕事で理不尽なことに耐えるのも、どんなこともすべて仏様のためなんですよ」
「住む家がなくなったとしても、友達が一人もいなくなったとしても、仕事がなくなったとしても、仏様がいらっしゃれば大丈夫なんですよ」
とおっしゃいました。

ひとつひとつが選んで絞り出された静かな言葉だったのに、その迫力に私は腰を抜かして立てなくなってしまって、その日は旦那はんに迎えに来てもらったくらいの衝撃でした。

私はきっと生き方の優先順位を間違えてきたんだなーとその時に思いました。(そして今に至る)

御尊師は、言葉を自分から発することはほとんどないのに、ものすごいエネルギーを持った方でした。
私はどうしたらそんな方になれるのか知りたくて、メモを持って記者クラブばりに御尊師に張り付いて質問をしまくりました。一挙手一投足逃さず見ていたのできっとめちゃくちゃ怖い思いをされただろうなと反省しています。周りが見えなくなるくらい私も必死だったのです。
そのメモは今でも宝物にしていて、何かに迷ったときに読み返すと必ず仏様の元に私を戻してくれます。

一貫しておっしゃっていたのは、仏様を一番に考えることと当たり前のことを毎日丁寧に行うこと。それって言葉にすると簡単に聞こえるけれど、とっても深くて難しいことでした。そして御尊師はそれを御自身で体現なさってその姿を見せてくださいました。

それからは、夢中でお寺に行って話を聞いたり本を読み漁ったり、必死で御尊師に少しでも近づけるようにと背中を追いかけ続けました。
今もまだそれは続いていて、おかげさまで新たな発見がたくさんある面白い人生を送らせてもらっています。

日蓮正宗の御僧侶は、世襲ではなく定期的に異動(?)があります。その御尊師とも半年くらいでお別れすることになりました。
私があまりにも御尊師を信頼しすぎていたので、お別れの時には「頼るのはもう自分ではないよ」と繰り返し口を酸っぱくして言われました。
悲しかったけれど、いいお知らせがある時以外は泣きつきませんと約束しました。
今も総本山などでたまにお会いすることがありますが、約束を守って決して泣きついたりはしていません。(どや)

その姿勢は理想の仕事姿勢となっていて、私自身人を支援する立場の時は
・自分に依存させることをしない。・自分がいなくなって自分のことを忘れてしまったとしても伝えた思いだけは残るように
ということを意識するようになりました。

そこから、私は熱い人と一緒に過ごしたいとしきりに言うようになりました。今は熱い人に囲まれて暮らしていて、毎日がとても刺激的です。

私とかかわってくれている人一人ひとりに感謝しています。

以上、時々いただく質問の答えになっているのかわかりませんが、
なぜ私がこの生活を選ぶに至ったのかについて「影響を受けた人物」の角度から書いてみました。

みなさま、今日もよい一日をお過ごしくださいませ。



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