筆記用具の話

ガラスペンが気になる。

透き通るガラスの美しさとか、工芸品のような細部の作り込みとかに惹かれる。書き心地とか、インクを都度つけるところとか、未知なる使い勝手の部分にも好奇心が掻き立てられる。

特に、paraglassさんっていうガラス作家の方が作るガラスペンの「ラムネペン」「喫茶ペン」は結構前から目をつけている。ペンの中に小さなガラス玉が入っていて、繊細な見た目の可愛らしさはもちろん、中で転がって涼しげな音が鳴るところが、瓶ラムネのガラス玉やアイスコーヒーの氷のイメージと綺麗に重なる。ラムネペンはあえて気泡がたくさん入っていたりもする。そうやって、素材の特性がモチーフを表現するのに生かされている感じが最高に性癖に刺さる。たまらん。

ガラスペンが気になるというより、ラムネペンと喫茶ペンが気になるのかも。

あとは、生活の中で使う場面が想像できれば、即刻入手に向けて動き出すわけなんだけれど、肝心の使いどころが今のところ思い浮かばないんだよなあ。思えば高校卒業以降、筆記という行為とは一気に疎遠になった。何年前の話だっていうね。