冬場のシクラメン栽培
冬の鉢花で一番質問が多いのがシクラメンですね。
シクラメンは夏越しが難しいというのもありますが、意外に冬場でも失敗しやすいもの。
ここでは冬場のシクラメン栽培で失敗しやすい場面について解説します。
灰色カビ病
葉にカビが生えたらそれは灰色カビ病! 花にもシミができたり葉がどんどん枯れてきたりしていませんか? 風通しの悪い暖房の効いた部屋のシクラメンがかかりやすい病気ですね。
予防法は、こまめに枯葉や花がらを摘むこと、葉や芽に水がかからないようにすること。でも風通しが悪いと底面給水鉢でも灰色かび病になりますけど。
発生した時の対処法は、他の葉などに胞子を移さないように注意して、病気の出た葉や花を摘み取ってください。室内に日当たりの良い場所があれば日光消毒も効果があるようです。
根本的な対処法としては、暖かい日に屋外で殺菌剤(ペノミル水和剤など)で葉や球根を丁寧に消毒することです。ただし、しばらくしてから室内に入れるようにしてくださいね。
葉がぐったりした
水切れのサインですね。水やりを忘れた証拠! 底面給水鉢でも水やりは必要です。
早期に発見したら、すぐに水やりすれば復活します。
乾ききって状態が悪い場合は15度-20度程度の水をバケツに入れて、鉢から外したシクラメンの株を水につけて水を吸わせてあげてください。
葉が急に黄色になった
萎凋病(いちょうびょう)ですね。暖房が効いた部屋において置くとよくなります。まずはもう少し室温の低い部屋に移してください。
病原菌は土の中なので殺菌するには殺菌剤を土にしみこませる必要があります。
また、葉組をしてどの葉にも光が当たるようにすると予防効果があります。
==> ガーデニングの裏技 シクラメンの葉組み (jiten8.com)