「あれ」の中の「それ」禁止

　去年は数えるほどしか生らなかったのですが、実家の八朔（はっさく）が大豊作です。鈴なりって、こういう状態なんだろうな～と思います。ちなみに、鈴なりとは、神楽鈴のように連なっている様から、たくさんあるという意味なんですって。

　さてさて、年末はそれはもう慌ただしく。我が家もそうであるように、みなさんのお宅でも家族で掃除をして、お料理を作りまくっていることでしょう。そして、飛び交う会話が「あれ」の中の「それ」や、「そのあたりにある」など。

　「あれ」って何？　「それ」って何？　「そのあたり」ってどこ？　それじゃぁ分からん～～～～～と会話の中のトゲが育ちますよね。

　自分が分かっていることが人も理解できると思ったら大間違い。「あれ」「そこ」をやめて、テーブルの上とか倉庫の中の2段目の棚の引き出しとか、代名詞をやめてしっかりと伝えることでバトル回避ができます。

　これはまぁ、年末に限らず普段でも大事なことなのですけれどね。

山下純子
　
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