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タイトル詐欺だった良作『元カレは天才詐欺師』

元カレがソ・イングクなのとマ・ドンソクなの、どっちもありなじゅんぷうです、こんにちは。

どんな役も似合うグク様の2016年のドラマ『元カレは天才詐欺師』。これだいたいネトフリで表示されるサムネがマ・ドンソクなので「え、元カレってマブリー兄貴のコト…?」とミスリードされてしまうのですが、グクです。またしても邦題の罠。サブタイトル含めると『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』。

市庁勤めの税金徴収課長と出所したての詐欺師が、正攻法では徴収できない税金を「詐欺で」払わせるという、いわゆる法で裁けない悪を成敗するお話。個人的事情もありつつ正義の詐欺チームとなっていく一体感と、めまぐるしい逆転劇。まったくもって、元カレは天才詐欺師💕みたいなノリのラブコメではないんです。かなり邦題で評価落としてる気がします。

実はここでこの人が裏をかいていたとか、こういう仕込みがあったと次のエピソードで種明かしされる構造。裏切り者の匂わせもあるので、途中からすべて疑って見るようになっていきます。

ソ・イングクは『美男堂の事件手帖』でもイカサマ働いてましたが、ほんと人たらしキャラが上手。あのちょっと非対称な三白眼はミステリアスな魅力ですが、メガネやサングラスがとにかく似合う。お顔のかたち完璧!エクボ…スキ…。服の上からわかる胸筋もよき。

グク様のヤン・ジョンド、マブリー兄貴のペク・ソンイルを筆頭にキャラクターが魅力的で没入しやすかったです。悪もみんな悪い顔してたわ~。元カノのスヨンは純粋な真面目キャラで、後半はグク様といい感じのシーンもありましたが、やはりあの邦題は問題あり。わたしが唯一キュン死したのは、グク様がマブリーを「ヒョン」呼びした瞬間です。

原題は『38師機動隊』のみ。38サキドンテ、でサギと引っかけてるんですがたしかにピンとこない

お話的にはもっともっとカタルシスを味わいたかったかなとも思いますが、わたしはマ・ドンソクとオ・マンソクという、声に出して名前を言いたいおふたりが一緒にお風呂に入ってただけでもう大好物×大好物をいただきました。

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