Jun Kikuchi Graphic
https://kakuusya.stores.jpイラストレーター菊地純のアトリエ、ギャラリー、ショップ。委託販売(買取、掛売)、大量注文などはメール(info@junkikuchi.com)よりお問合せ下さい。在庫は実店舗での販売を優先いたします。ご了承ください。
Jun Kikuchi Graphic Art Book -アトリエのリノベーションについて-
アトリエのリノベーションの資金調達のために、ミニ画集付きの冊子を作成しました。A5サイズ、16ページ、糸綴じ製本になります。以下、本文からです。・・・・・・・・・Jun Kikuchi Graphic Art Bookアトリエのリノベーションについて① イントロダクションこの冊子(ミニ画集)の売り上げは、アトリエをリノベーションする費用にあてます。アトリエは母屋のとなり、庭を望むように立っています。もとは農機具小屋だったようです。11年前引っ越してきて以来アトリエとして使っています。その1階をリノベーションしたいと考えています。コロナ禍以降、ギャラリーや展示にも使ってきました。ギャラリーやアトリエ、コワーキングスペース、教室もはじめたいと思います。カフェスペースも用意するつもりです。地域に開かれたセミパブリックな場にできたらと思っています。② ギャラリー、展示空間コロナ禍以降、休校になった子どもたちとセルフリノベーションで、壁をはったり照明をいれたりしました。その後、ARTS SEED OKITAMAのメンバーとグループ展を年に2、3回開いています。置賜地方にギャラリーはそう多くありません。展示はできても販売が難しかったり、カフェと併設の場合が多いでしょうか。様々な形の展示できるスペースがあちこちにできると地域はより楽しくなると思います。飲食も可能なように保健所の許可も取るつもりです。「器と料理」や以前好評だった「甕(かめ)からつくって味噌をしこむ」のような企画もまた行いたいと思っています。③ 教室・コワーキング・シェアアトリエ昨年から、東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科でイラストレーションの授業に、非常勤講師として関わらせていただいています。仮に展示できるスペースはあっても、身近にアートや表現をできる環境がそろっているでしょうか。障がいのある人のアートや表現活動に関わる中で、より表現(創作と展示)できる環境の保証ということに関心があります。教える、教わる、という関係よりも、創作できる環境が整っている、共有できる人や時間があることが大事なことのように思います。同じ目標や課題ではなく、それぞれ一人ひとりにあった課題であったり表現を一緒に模索してみたいと思っています。④ 文化的な場地域に文化的な場は必要でしょうか。それとも不要不急でしょうか。経済性では測りきれない、もしかしたら無駄に思える時間や場所が実はとても大事に思えます。街に映画館、劇場、音楽ホール、スポーツ施設、なにも大きな施設でなくとも、小さな本屋さんやカフェ、ギャラリーが、それぞれの街にあることが大事だと思います。大きなものだけでは多様性を保てないからです。偶然、なんとなしに出くわす人とひと、そういった場や空間が地域にあること。楽しそうな人のまわりには楽しそうな人が集うもの。それが遠回りのようで、独自の多様性にあふれた地域を作っていくのではないでしょうか。⑤ 2階のはなしアトリエの2階は菊地の事務所として使用しています。いつでもデザインや企画の相談をしていただけます。地方にも素敵なものはたくさんあります。それを届けるためのデザインのお手伝いをしています。気軽に相談ください。お話をお聞きして一緒に考えます。考えた結果、デザインやイラストの仕事にならなくても構いません。ときおりお話をしただけで満足して帰られる方もいます。デザイン業務は物事を整理することからはじまりますので、相談いただくだけでも役に立つとこともあるようです。もちろん、イラストやデザインのお仕事を発注いただけたら幸いです。成果物をとおして人とひと、人と物や場所を伝えたりつないだりすることを大切にしています。⑥ 具体的な改修内容の話1階部分のリノベーションになります。農機具小屋でしたのでシャッター部分を入り口に作り替えます。コロナ禍もあってシャッターを開け放ち、季節の庭と展示がひとつなぎの空間のように使ってきました。そのイメージを生かします。合わせて断熱工事、空調設備の工事も予定しています。上下水道工事、キッチンスペース、水場、お手洗い。できるかぎりバリアフリーにしたいと思っています。社会の側のバリア(障がい)があることで、表現の機会が損なわれないように考えます。⑦ まとめ「文化芸術基本法」には、誰しもが「文化芸術を創造し、享受することが人々の生まれながらの権利である」とあります。アート、作品をつくることも楽しいことですが、作品としての形を持たずとも日常にはたくさんの表現があります。もしかしたら忙しさの中でわすれていた自分らしい表現というのもあるかもしれません。地域の中で私らしく輝き表現する人がふえることは、それだけで楽しい地域であり文化的ではないでしょうか。人はいくつになってもチャレンジできると思いますし、都会でなくとも地方であっても、だからこそ自由に楽しく暮らせると信じています。非日常的な空間が日常の中に確かにあること。そういった場をつくりたいと思っています。よかったら一緒につくっていって頂けないでしょうか。・・・・・・・・・・・ぜひ、ご購入いただき応援いただけら嬉しいです!