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ARTS MEET OKITAMAの5年

(米沢市芸術文化協会かいほう Vol.94 令和3年2月25日発行 寄稿)
ARTS MEET OKITAMA(アーツミートオキタマ、以下AMO)は、立ち上げから参加せていただき、おかげさまで今年5回目を迎えます。
当初は置賜文化フォーラムさんに加わっていただくことで、置賜八市町も入れた実行委員会形式でスタートしました。
その後、主催や担当者が変わる中、今回は置賜文化フォーラムさんと主催はそれぞれ別ですが、会期を同じくすることで、またご一緒に仕事をすることがかないました。
またその両方の企画でコーディネーターとして関わらせいただき、大変ありがたく思っております。
AMOは置賜にゆかりのある作家を一堂に集め開催する公募展です。置賜にゆかり(出身、在住、勤務、展示歴など)があり、作家や作家志望であればどなたでも参加できます。
これはナセ BAが、置賜はもとより県内でも有数の文化施設であること、そのことから地域の作家の把握、支援など、地域の文化施設のミッションとして始められた、大変意義のある射程の長い文化事業だと思っています。
そのことは、企画当初より世代を超えて作家を募集する姿勢、展示作品の販売が可能であること、若手作家の企画への参加(外部に開かれている)からも伺えます。
歴史をみれば、5年というのは僅かな時間ですが、しかしこの5年で関わった人は作家だけではなく、会場でご覧いただいた方、その展示会場を裏から支える多くの方々の関わりがあってのことです。このことは確実にこの地域に刻まれ、新しい次の5年へとつながるのではないでしょうか。
文化とは一朝一夕になるものではありませんが、だからこそ今日、明日をどう過ごすのか、月、年と重ねるごとにどうありたいのか。またこのコロナウイルス禍であるからこそ、一つひとつ丁寧に次の世代に渡されるよう、企画事業に関わらせていただけたらと思います。(ARTS SEED OKITAMA代表 菊地純)

(米沢市芸術文化協会かいほう Vol.94 令和3年2月25日発行 寄稿)


AMOと文化フォーラムWSのチラシはそれぞれA4で別ですが、並べると繋がるようにデザインしています。AMOチラシの「OKITAMA」の「A」とワークショップチラシの「ARTISTS」の「A」が重なるようになっています。

AMO_WSチラシ両方


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