星空に輝く黄色い愛車
「ハンドメイド作家を目指す⑦」
今回は車ネタです。
８月５日月曜日、
我が家の黄色い愛車３代目、ジョーヌさんとお別れしました。
首都高速湾岸線大黒ふ頭出口を降りてすぐ、
目的地まであと1キロのところで完全停止。
月曜の朝、ダンナと仕事に向かう後姿が、私が見た最後の姿になりました。大好きな車でした。涙。
０．ジョーヌぺガスの最後
シトロエンDS3、愛称ジョーヌさん。
走行距離12万キロ弱。MT車です。
もう数か月前からクラッチ不調だったのですが
数日前くらいからクラッチがいよいよ限界でした。
虫の知らせというか、なんだか気になったので
ダンナが出かけるときにマンションの階下まで下りて
ガレージから出ていくのを見送りました。
既に弱弱しいスタートで
「ジョーヌぺガス、ダンナを守ってね、何とか頑張ってね」
とジョーヌさんにお願いしました。
ジョーヌぺガスは車のカラー名でぺガスス座51番星です。
この時ふと改めて、「ああ、ジョーヌぺガスは星の名前なんだ」
と思いました。
“ジョーヌ・ぺガス” Jaune Pegase
jaune：黄色、pegase：ぺガスス座51番星
この星は太陽に似た黄色い恒星で地球から50.1光年の距離にあります。
明るさでは太陽より30％ほど明るいため双眼鏡や場所によっては
肉眼でも見えるそうです。その黄色からとっているんでしょうね。
ぺガスス座は秋の四辺形としても有名ですね。
思い出した時にふと空を見上げてみてください。
長距離ドライブにいつも連れて行ってくれた黄色の愛車シトロエンDS3。
横浜に引越してからは、お店閉店までの間、
毎日、柿の木坂までのダンナ通勤を頑張ってくれました。
停止したのは、なんとかギリギリ交通の迷惑にならない場所で、
そこからダンナは徒歩で仕事に行けました。
車にも魂はあるのだと思います。
ちゃんと安全な場所まで辿り着いてくれたのです。
涙がこみ上げてきます。
ずっと不調だったジョーヌさんを
なぜこうなるまで放置したかというと、
２か月前から、
いつもお世話になっているダンナ高校時代同級生の
車屋さんに修理＆クラッチ交換を依頼していたのですが、
多忙で後回しになっていて、そのまま保留扱いになっていたのです。
忙しいだけではなく、
シトロエンのクラッチ交換はあまり気が進まなかったようです。
ずっと待っていたのですが、全然話が進まないので、
ディーラー又は他の車屋さんにお願いするかを迷いながらも、
出費のことも考えると、いまいちダンナは決断できずにいました。
頼りにしていたジョーヌさんまでも、
普通走行ができない限界が来てしまったことに
ダンナは結構凹んでいたようです。
クラッチ交換せずに手放すことも考えていたようです。
１．ジョンシリウス
我が家にはもう一台、星の名前カラーの黄色い車が居ます。
冬の一等星シリウスです。
実はこの車も絶不調です。
ATですがこちらもトランスミッション不調。
一回完全停止でレッカー移動歴有。
その後、部品交換したのですが相変わらず不調のままです。
「乾式DTC」のご機嫌次第です。
不調だとギア246走行しかできなくなります。（奇数135に入らなくなる）
まだ走行距離10万以下ですが、
再びいつ止まるかわかりません。
エンジンは元気でもトランスミッションがダメだと車は動けません。
「みんカラ」には「乾式には水をぶち込むといい」
なんてインパクト大な記事もありましたが、怖くて無理。
いっそ２台とも手放すか、なんて考えながら
次の車を探し始めました。
「走行距離少＆普通に問題なく走る車」を第一条件に、
今回は黄色は断念して、修理や部品交換も考慮して国産車に限定。
黄色カラーだと車種が非常に少ないのです。
さんざんネットで探しまくって
最終候補を数台に絞りましたが、
ダンナの反応がすこぶる鈍い。
振り返ると、来るべきJUSTタイミングを待っていたのかもです。
２．偶然の幸運
ダンナの仕事現場は車なしでは行けない場所ですし
ドライブ生きがいの私たちには車は必需品です。
「なぜダンナは決断しないのか」なんて思いながらも
出費は覚悟の上で、
私はネットで候補をせっせと探してはダンナに送り続けていました。
それでもいまいち反応が無く、
もう知らねーよ、と思っていたら
ダンナが「見に行こう」と急に言い出したのが、日曜日夕方でした。
その時点での最終候補車のある目的地は埼玉でしたが
炎天下駐車場で高熱化したシリウス君は当然ながら激不調。
シリウス君で行くのは諦めて
まだギリ動くジョーヌさんで行くことにしましたが、
遠距離は無理です。
急遽、ネットで横浜市内限定で車種のみで検索。
するとラッキーなことに埼玉の候補と同車種で
しかも候補より走行距離浅車を発見。
びっくりです。
少々予算オーバーで候補から外していたので
気が付きませんでしたが、かなりご近所でした。
偶然の幸運、セレンディピティです。
凄い偶然に驚きながら行ってみると
現地店舗は車両工場も車検もレンタカーまでやっていて
アフターサービスも充実の申し分ないお店でした。
この時点で既にジョーヌさんはかなり限界ながらも、
なんとか到着！
途中渋滞が無かったのもラッキーでした。
車を見せていただき、決めました。
即決。
対応してくれた方にDS3が不調なことを話し、
引き取っていただけることになりました。
これで一安心。
帰路もジョーヌさんはなんとか無事に走ってくれました。
次の車との縁を繋いでくれたこの日、
ジョーヌさんはもう、
役割をほぼ果たしてくれていたのだと思います。
その翌日、月曜日の朝
ジョーヌさんは最後の力を使い切り、
レッカー車で昨日訪れた店舗へと運ばれました。
３．星空への誓い
ジョーヌさんには感謝しかありません。
休日はいつも一緒でした。
いろんな場所に行きました。
素晴らしい思い出をありがとう。
ジョーヌさんも去り、
いろんな意味で、
今が私の人生最大の切替期なのかもと思いました。
まさにシフトチェンジ！！
サヨナラは言わない。
彼女は私の心にずっと居続けてくれます。
11月中旬ごろ、
夜空に秋の大四辺形ぺガスス座が姿を現します。
三か月後、
夜空のジョーヌさんに「成果」を報告できるように
しっかりとやり遂げます！
ドライブ先で撮った写真。
４．おまけ 昭和ドライブソング＿ユーミン
星空の誘惑
埠頭を渡る風
カンナ八号線
今回は車の話でしたが
最後までお読みいただき、ありがとうございました！!
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