23 六分儀句会 師走の段


何かし忘れたことがあると……。大事な句会録出し忘れていましたm(_ _)m
トップがくるくる変わるところがこの句会のいいところ。ビリヤニ50人前。豪勢だ😍


53. ビリヤニを五十人前年つまる (仲田陽子)5点
◎ 芳野ヒロユキ 主体はビリヤニを作っている人として読みました。年つまるは関西では普通に使うのでしょうか。そこらへんがよくわからないのですがもしそうならいいと思いますがそうでなく、単に季語であるならば切羽詰まった感じを説明してしまうのでもったいないかなと。もっと時間的に短い季語のほうがよいと思います。
◎ 佐々木ふく 何かの集まりでしょうか。日本ではないのかも。どんなところでも年末はやってくる。そして、新しい年を迎える。ビリヤニのルーツはムスリムだそうですね。結婚式などのおめでたい場でも食べられていたのだとか。皆でわいわいビリヤニを食べられる世界が良いなと思います。
◯ 美稲しょうこ クリスマス会か、忘年会か。ビリヤニなら外国人も何人か参加してるのかしら。賑やかな会の様子や、それを準備するキッチンの慌ただしさなどが年末っぽい。

29. 指名手配犯の詳細読む師走 (佐々木ふく)4点
◯ 美稲しょうこ 一年中貼られているのに、なぜか年末になると気になって見てしまう指名手配犯のポスター。年末あるあるですね。
◯ わたなべじゅんこ 年末の待ち合わせ?駅前の交番、掲示板には指名手配犯のチラシ。みるともなし眺めている。すこし昭和味のある風景かもと思いつつ、師走の気分によく合っている。
◯ 岡田朋之 指名手配犯の詳細、人生で一度も読んだことがない人も多そうなそれをわざわざ読むほど暇なのか、指名手配犯と由縁があるのか。個人的には前者の読み。
◯ 山本たくや 因果関係はないとは思うが、不思議と「指名手配犯」と「師走」の取り合わせがしっくりきました。その着想もさることながら、犯人の情報をじっくり読んでいる光景が、逆に平和だなと思う一句でした。
△ 小林少年 こ忙しい時期なのに、ついつい読んでしまう。知っている地域とか近くだったらなおさら。

33. みんなしておっちゃんこしてちゃんこ鍋 (芳野ヒロユキ)4点
◎ 久留島元 「ちゃんちゃんこアルゼンチンチン共和国 芳野ヒロユキ」を思わせますが、こちらはおっちゃんが集まる実景も見えそうな楽しい句
◯ わたなべじゅんこ 「おっちゃんこ」は座って、ってことでいいのか。うちでは「おっちん」でした。地方によって違うこども言葉?そこに敢えてのちゃんこ鍋。どこかちまちまして感じで愉快。
◯ 髙橋梨華子 かわいい様子、ぜんぶの言葉が丸い感じでほっこりします。韻も楽しい
△ 佐々木ふく たのしそう。「おっちゃんこ」初めて聞きました。北海道の方言なのですね。

34. ポインセチア隅に置かるる畳の間 (美稲しょうこ)4点
◎ 明定朝子 ポインセチアと畳、全く合わない感じがいいのかも。
◎ 仲田陽子 畳屋の友達いわく最近畳の間(畳需要)は激減しているそうです。ポインセチアの居心地悪そう?


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