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Ellie@月見ル君想フ

2021年2月7日(日)

青山・月見ル君想フで、Ellie「NEO BITCHIZM」リリースライブ。

昨年12月にリリースされた新作『NEO BITCHIZM』が最高に素晴らしく(日本語詞も新鮮で、それも勝因だろう)、自分は2020年のベストアルバムの1枚に選んだ。わけてもやっぱり「マジ無理 NOWAY」。出てからこれまでに大袈裟じゃなく60回くらいは聴いているし、今も聴き続け、しょっちょう「しあわっせ・しあわっせ・しあわっせ~」と口ずさんでいる。自分にとって、2020年のベストソングだ。

そのアルバムのリリースライブだが、オープナーは2018年の前作『Stay Gold』1曲目「So I」で、「こうきたか!」となる。さらに2曲目はラブ・タンバリンズの「Cherish Our Love」!   ウイルス感染対策のため立って踊ったりはできないが、心のなかで「ひゃっほー」「やっべえー」と言ってる自分がいた。

前半はこのようにかつての名曲を歌い、新作『NEO BITCHIZM』の曲は5曲目から。そこからアンコールまでは全て『NEO BITCHIZM』収録曲だった。

歌われるのはソウルミュージックと呼べる種類のものだが、Ellieの歌い方……動きはどこまでも自由な動物みたいで、醸し出すムードとしてはロック的。ソウルミュージックでロックするオンナ、といった感じだ。かっこよくて、かわいい。序盤こそいつもと違う状況(感染対策で客は立ったり声を出したりできず、歌い手は煽ることができない)とあって多少のカタさもあったかもしれないが、歌い進めながら徐々に解放されていってるように見えた。

バンドもアンサンブルよく、グルーブあり。わけても総合プロデューサー役・SWING-Oさんの鍵盤音がソウルフルでたまらなかった。

スローにアップと緩急あり。Ellieも曲によって出す声のトーンが自然に変わり、本編ラストの「愛情分別」では80年代のアイドルみたいな歌い方をしたりなんかも。

アンコールは「呑んで呑んで呑んで」。志村けんへのリスペクトが動きに現れ、みんなでそれを一緒にやったり。ってなとこ含め、ライブは楽しいな、やっぱその場で味わってこそだよな、の感を強く持った。

個人的にこのところ何かと停滞モードで落ち込み気味ではあったのだが、このライブを観て久々に気持ちあがった。ライブはいい。カラカラだった水槽にようやく水がそそがれて泳ぐことができた気分。Ellieさんのおかげ。

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↑14日までこちらのアーカイブ配信で見れるようです。

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