『あの頃。』
2021年4月6日(火)
新宿武蔵野館で、『あの頃。』。
原作(劔樹人さんの自伝的コミックエッセイ「あの頃。 男子かしまし物語」)を読んだ上で観たらまた違っただろうが、未読で観たので、後半から「え? そういう展開なの?」となってしまった。想像してたものとはだいぶ違うもので、観ているときはそこに戸惑ったというか、「物語」としては正直ノリきれないものもあったのだが、しかしこれが劒さんの実体験であることを踏まえて観れば印象はだいぶ変わるはず。
今泉監督らしさ、というか、監督がどこを大事にしているかが、あとになって考えればよくわかる作品。テンポ感も。だから、基本的に今泉監督ファンであるか否かで好き嫌いは分かれてるかも。(「街の上で」、楽しみです)
仲野太賀がやはりすごい。コズミンというアクの強い「やなやつ」を結局は「憎めないやつ」として思い入れさせる表現力! 『すばらしき世界』観て間もないだけに尚更それを思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?