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アリス@有明アリーナ

2022年11月17日(木)

有明アリーナで、アリスの50周年記念ライブ「ALICE GREAT 50  BEGINNING 2022」。

素晴らしかった!

序盤からブレイク以降のヒット曲(「冬の稲妻」「ジョニーの子守歌」「涙の誓い」)をポンポンポンと続け、中盤は隠れた名曲群(「青春時代」「何処へ」「やさしさに包まれて」「雪の音」「砂塵の彼方」など)をじっくり聴かせ、後半でポリスター~zetima期の曲(「BURAI」「ライトハウス」)もやり、この日のために作ったという新曲の初披露もあって、終盤でまた代表曲・ヒット曲(「遠くで汽笛を聞きながら」「チャンピオン」「さらば青春の時」)を聞かせるというこれ以上ない見事な構成。ヒット曲で親しんでいたファンもコアなファンも満足させる1時間50分だった。

自分的には、『アリスⅣ』から「やさしさに包まれて」、『アリスⅤ』から「雪の音」をやってくれたことがなんといっても嬉しかった。特に「雪の音」はこれまでライブでほとんど歌われたことのなかった曲で、まさか2022年にそれを聴けるとは!。あの美しいイントロ含めて深く心に染み入った。

谷村さんがラジオで話すように50年の歴史のなかの印象的な出来事をひとつひとつ語りながら進めていく構成もよかったし、ベーヤンの声の出力と歌唱力の衰えのなさには改めて唸らされたし(特に「砂塵の彼方」が絶品だった)、キンちゃんのドラムはとても力強かった。3人とも73歳。それであれって凄いことだ。

また、どの曲もアレンジを変えることなく元曲にかなり忠実に演奏されていたのもよかったし(あの頃夢中で聴いてた曲群である故、間奏のギターソロもドラムのフレーズも全て完全に覚えている自分がいた)、ヒット曲(上記のほかに「今はもうだれも」「帰らざる日々」「夢去りし街角」「終止符」などもやってくれた)の多いバンドはやはり強いなと感じたりも。

中学のときにアリスを好きになったことが今の自分に繋がっている、人生で最初に好きになったバンドがアリスでよかったと、そうも思えた夜でした。

↑アリスが表紙の「昭和40年男」12月号、好評発売中。
巻頭のアリスのインタビュー(8ページ)、担当しました。
ぜひご一読を。

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