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『シャン・チー テン・リングスの伝説』

2021年9月4日(土)

新宿ピカデリーで、『シャン・チー テン・リングスの伝説』。

あれってあの作品のあそこに繋がっていくのかなとか、あのふたりってあの作品のあのふたりみたいな関係になってくのかなとか、観た人といろいろ話したくなる。けど、始まったばかりなのでネタバレさけるためここでは書きません。

前半と後半が別の映画みたいになっていって、観ながら「僕はどこへ連れていかれるんだろ」「戻ってこれるんだろうか」とか思ってたんだけど、ちゃんと戻ってこれたし、ちゃんと着地してくれました。途中からファンタジー色が強くなりだして、一瞬ちょっとだけ不安にもなったけど、結果、相当面白かったっていう。

『ブラック・ウィドウ』はまだフェイズ3の後片付け的なところがあるものだったけど、この『シャン・チー』から完全に新章スタートといった感じで、これまでのマーヴェル作品の持って行き方から脱却しようといった意気もあり。新境地ですね。

カンフーアクションが見ものであるのは言うまでもないけど、広大な風景や水といった映像美もまた圧倒的。なので大きなスクリーンで観てこそ。

ひとりひとり人物像・背景がしっかり描かれるのもいいね。それがあるから、今後の彼や彼女がどうなっていくのかに期待が持てる。物語のなかでのシャン・チーの成長に、演じるシム・リウの成長も重ねながら観ていけそうだし。

あと、女性たちがそれぞれ魅力的。とりわけケイティを演じるオークワフィナさんがめちゃめちゃよくって、シャン・チーとのバディ感が超最高。早くこのふたりの活躍の続きを観たいです。


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