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亜無亜危異@新宿ロフト

2023年6月4日(日)

新宿ロフトで、亜無亜危異「マリ- 逸見泰成七回忌GIG」。

6月4日はマリさんの命日。七回忌GIGとなれば、これは行かないわけにはいかない。

開演前には当時の写真がスクリーンに。

三回忌にあたる江古田マーキーでのライブからもう4年。今回はハッキリとマリさん追悼の意を打ち出したライブだった。初めにマリさんありし日のフィルム(ドキュメンタリー映画から抜粋・編集したもの)が流れ、それだけでもうクルものがあった。そして「叫んでやるぜ」でライブは始まり、「あぶらむし」「シティ・サーファー」「3・3・3」「缶詰」と初期曲を立て続けに。

マリさん七回忌GIGということで、マリさん在籍時の初期のナンバーで構成されたライブだ。「都会(まち)」「革命子供(レヴォルーション・キッズ)」「アナーキー・ミュージック」「80維新」……。とりわけ江古田マーキーのときのオープナーだった「アナーキー・ミュージック」が今になるとたまらなくいい。

中盤で演奏された「平和の裏側」はずいぶん久しぶりに聴いた気がする。マリさんが中心になって作詞された曲が初期は多いが、この曲は寺岡さんとマリさんの共作で、マリさんが作曲にも関与していたもの。だからやりたかったと、終演後のトークショーで寺岡さんが話していた。

茂さんは、マリさんのナッパ服を着せたマネキンに何度も絡んでいた。マネキンとダンスしたりハグしたり。また「墓場のマリを叩き起こすぞ」と叫んだりも。「“530”」を歌うときには天を指してから胸に手をあてていたのも印象的だった。そういえば久しぶりに客席にダイブして客の頭の上で泳いで歌ってもいて、コロナ禍にはこれもやれなかったもんなと思った。

初期曲だけかと思っていたら、終盤で「パンクロックの奴隷」もやった。トークショーで伸一さんが話していたが、これはマリさんもいての再々結成時のリキッドルーム(結果的にこれが5人でのラストライブとなった)で初めてやった曲なので、伸一さんの提案によりやることにしたのだそうだ。

亜無亜危異は普段アンコールをやらないのだが、珍しくアンコールがあり、それはもちろん「心の銃」。『GOLDFISH』のあれもあって、以前にも増して特別な曲として響いた。

終演後のトークショーも面白くて笑ったが、内容がアレなのでここでは書けませんね(笑)

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