ズクナシ@渋谷クラブクアトロ

2019年2月21日(木)

渋谷クラブクアトロで、ズクナシ。

どうしても観たかったフィービー・ブリジャーズを代官山UNITで観たあと、急ぎ気味で渋谷のクアトロへ。ズクナシのラストライブ。解散が発表されて先にこっちのチケットを買ってあったのです。

クアトロに着いたのは21時45分くらいだったか。19時半開演ってことだったからギリギリ、アンコールに間に合うかどうかだなと思ってなかに入ったんだが、結局1時間15分くらい観ることができた。どうやら開演が遅れた上、3時間半近くがっつりやったよう。まさに出し惜しみなしの全28曲。通常のワンマンの2回分! どうしてもここまでやらないと気持ち的に終わらせることができなかったのだろう。

さすがにいつにも増してパッション&エモーション溢れまくりの歌と演奏。最後のほうでは衣美さんがこれまで関わってくれたいろんな人たちに対する感謝の思いを時間かけて述べ、僕のそばにいた男性は声を出して泣いてたし、みんなが気持ちのこもった声援を送りながら彼女の言葉を聞いていた。maricoさんが「こんなにたくさん集まるなら普段のライブにももっと来てよ」みたいに笑って言ってて会場も笑いに包まれてたけど、この日は最後ということで本当にいろんな地方からファンや仲間や関係者が集まってきたようだ。

結成から17年。僕は3人になってからはあまり観れてなかったんだが、4人の時代は木曽鼓動とかのフェスやライブハウスで度々観て、わけても震災のあった2011年のUSツアーのあとのライブなんかは強く印象に残っている。それは絶対に愛と情熱で越えていけるものがあると信じている人の歌いっぷりであり、この年からズクナシのバンド力はより強固で揺るぎないものになったという印象があった。

あの頃に聴いてとりわけ強く響いた歌が「Shine」という1曲だったが、昨日のクアトロでもやはりこの曲が胸に響いて、さすがに涙腺が…。

(後半しか観てないのに言うのもなんだけど)これぞまさにズクナシの集大成。感動的なライブだった。こういう情熱いっぱいの女性ソウルバンドがなくなるのはさびしいけど、でも音楽はずっと続いていきますからね。ソウルトレインの終着駅、途中からだったけど同乗してみんなとそこを見ることができてよかった。

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