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betcover!!@川崎クラブチッタ

2024年6月10日(月)

川崎クラブチッタで、「CLUB CITTA' Presents いいこと」。
No Busesとbetcover!!の2マン。

先攻、No Buses。
初めて観たが、ナイスなバンドアンサンブル。シューゲイザー的な曲からポストロック的な曲、ガレージっぽい曲までいろいろだが、けっこうポップなアプローチの曲もよかった。いいバンド。ただ、ボーカルの彼のMCがぶつぶつ独り言を言ってるみたいで何を話しているのか聞き取れないのがちょっとなぁ。極度にシャイなのだろうか。ならば無理にMCをしようとせず、曲演奏だけに徹っしたほうがよいのではないかと思ったり。

後攻、betcover!!。
betcover!!のライブを観るのはかなり久しぶり。ドラムの岩片禄郎氏が抜けてからは初めてだった。そしてこの夜は鍵盤のロマンチック☆安田氏のラスト。ふたりとも替えのきかない重要メンバーだったので、複雑な思いにはどうしたってなる。バンドは永遠じゃない。永遠じゃないから美しい。

今回もまた圧巻だった。大きな渦に巻き込まれる感覚があった。安田氏の個性あるプレイも素晴らしかった。普段はアンコールというものをやらないbetcover!!だが、この夜は「超人」を終えたあとに(ステージから退かないまま)柳瀬二郎が唐突に「アンコールありがとうございます」と言って最後に「Love and Destroy」をやった。安田氏が加入した頃の曲だ。吉田氏は「超人」を終えてベースをおろそうとしていたし、二郎は何か耳打ちをしていたので、どうやらこの曲は予定外だったようだ。日高氏と安田氏は珍しく笑い合ってその曲を演奏した。その曲が哀しくて、優しくて、たまらない気持ちになった。

フジのレッドマーキー出演まであと1ヵ月ちょっと。今は過渡期だが、柳瀬二郎がこれをどう乗り越え、どんなミュージシャンを引き入れ、どう進化していくのか。まずはとにかくフジのステージに期待したい。

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