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Char 45th Anniversary Tribute Live、Day2 ~PINK CLOUD session~

2023年6月28日(水)

LINE CUBE SHIBUYAで、Char 45th Anniversary Tribute LiveのDay2~PINK CLOUD session~。

Johnny, Louis & CharがPINK CLOUDと改名して以降の曲を、Charが澤田浩史(ベース)とZAX(ドラムス)と共に演奏するライブだ。ゲストはミッキー吉野。4~5曲目あたりから加わり、グルーヴィーなハモンドをつけていた。

ミッキーと言えばゴダイゴだが、昔、まだ大ブレイクする前のゴダイゴをバックにCharが武道館でライブをしたことがあって、僕はそれを観ている。1978年に『Thrill』を出したときで、僕がCharのライブを観た、それが最初だった。そのライブのときにミッキーが「そういえば、マーちゃん、日本に帰ってるらしいよ」とCharに言ったことがJohnny, Louis & Char結成のきっかけになっている……という話は前にインタビューで直接聞いたことがあったが、昨日もその話をしていた。要するにミッキーがいたからJ.L&Cが誕生したとも言えるわけで、「(そうじゃなかったら)自分はどうなってたんでしょう、人との出会いは不思議ですねー」みたいなことをCharが言っていた。ほんとだねえ。運命だねえ。

1曲目からずっと立ってノッて聴いていたのでセトリの記憶があまりない。順番も全然覚えてないが、とりあえず「PINK CLOUD」「右治茶屋第5章」「HUG LETTER」「TODAY IS THE DAY」「SUNSET BLUES」「FUTURE CHILD」「WHY AREN'T YOU READY」「ONLY FOR LOVE」「UNCLE JACK」「DRIVE ME NUTS」とかそのへんはやった(あと何やってたっけ?  セトリ公開されないかなぁ)。

JLC sessionで「CLOUDY SKY」を歌ったのに続き、昨日は「ONLY FOR LOVE」をCharが歌った。どちらもジョニーが歌っていた曲で、そこに追悼の意を感じた。またアンコールではマーちゃん(=加部さん)追悼の意を込めてゴールデンカップスの「長い髪の少女」が演奏された。ミッキーもマーちゃんもいたカップスだが、Charが「カップスのメンバー、みんないなくなっちゃって」と言うと、ミッキーが「(生きてるのは)あとはエディ藩だけ」と答えていた。「カップスはテレビに出ると後ろ向いたり横向いたりふてくされた感じで演奏してた。けどライブを観たらすごいよくて。だからテレビはいやいや出てたのがよくわかった。それを真似て自分もテレビではけっこうふてくされた感じで演奏してた」みたいなこともCharは言っていた。

ほかにはクリームの「クロスロード」もちらっとやってたな。あと、アンコールが終わっても拍手が鳴りやまず、ダブルアンコールで今回はやらないだろうと思っていた「SMOKY」も。これはたぶんメンバーたちも予想外だったっぽいが、やり慣れているので瞬時に対応。多くのお客さんも喜んでいたのでよかったんじゃないでしょうか。

前日のJLCセッションから続けて観るとなると、JLC時代とピンクラ時代で音の作りや組み立てがけっこう変化したことが改めてわかった。総体的に、ピンクラ楽曲はタイトなのだ。分数も比較的短め。歌詞もシンプル(大半が英語詞)。因みにZAXのドラムの個性はJLC楽曲よりもピンクラ楽曲により向いているように思ったし、際立って感じ取れた。

「SUNSET BLUES」とか、相当久しぶりに聴いて「ああ、やっぱ好きだー」と思えた曲もあったが、なんといっても昨夜は「DRIVE ME NUTS」が凄かった。鉄壁のアンサンブル、渦巻くグルーブ。Charもこの曲の演奏時は跳ねたりとかして、とりわけ生き生き楽しそうに演奏してた。

最後は天を指さしたりも。ジョニーとマーちゃんに心のなかでお礼を言っているのがよくわかった。

いやそれにしても、Charがあんなにもかっこよくあり続けるのはなんなのか。弾き方も立ち方も、声も体形も、喋りのセンスも、全部が全部かっこいいままだ。あんなふうに歳を重ねているミュージシャン、ほかにちょっと見当たらないんだよな。

ロビーに展示されていた。

追記:
ツイッターで、観に行かれた方がほかに演奏された曲を教えてくださいました。「NEVER ENDING ROAD」「 IN THE SPACE」「BY」「WITHOUT LOVE」…。そうでしたそうでした。

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