小坂忠 with ダージリン(Dr.kyOn、佐橋佳幸)+三沢またろう@晴れたら空に豆まいて

2019年3月19日(火)

代官山「晴れたら空に豆まいて」で、小坂忠 with ダージリン(Dr.kyOn、佐橋佳幸)+三沢またろう。

素晴らしい演奏と素晴らしい歌声を素晴らしい音響で間近に聴ける(観れる)のだから、そりゃもう極上。加えて忠さんと佐橋さんの漫才のようなやりとりがおかしくておかしくて。笑ったなぁ。

ライブは2部制で、1部はダージリンのインスト曲に始まり、忠さんが登場してからはカーティス・メイフィールド、キャロル・キング、エルヴィス・プレスリー、ハンク・ウィリアムズとカヴァーを中心に。エルヴィスは「ハウンド・ドッグ」と「ラブ・ミー・テンダー」2曲も歌ってたから、よっぽどお好きなんですね、忠さん。ソウルフルな歌いっぷりだけでなく、ときにカントリーの歌唱方も披露したりと、シンガーとしての幅の広さをいつにもまして感じることができたのもよかった。

2部はやはりダージリンのインストで始まり(「Toy Train」が凄かった!)、忠さんが出てきてからは「夢を聞かせて」「ほうろう」といったご自身の名曲を数曲。佐橋さんのスライドも味わい深かった「機関車」がとりわけ絶品だった。

で、アンコールはなんと! 忠さんがヅラをかぶって出てきて70年代のロン毛時代を再現。歌われたのはなんとドアーズ「ハートに火をつけて」。カッコはともかく歌唱と演奏はマジで、忠さんはジム・モリソンになりきった歌いっぷり。なりきったといえば、ここで凄かったのはkyOnさんで、レイ・マンザレクのあのオルガンを完コピ!  すげ~。さらに最後は普通に観に来てた高野寛さんが佐橋さんにステージへ呼ばれて、一緒に「しらけちまうぜ」を。いやー、よかった。実に贅沢な約2時間でした。

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