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SHOW-YA@メルパルクホール

2021年1月30日(土)

メルパルクホールで、SHOW-YA。

今年初めて観るライブは、(ハードロックやヘビメタといった類の音楽を聴かない)自分にとっては意外なことに、SHOW-YA!   少し前に寺田恵子さんにzoomで取材をし、ライブも観ておきたいと思って観に行った。大昔に何かのイベントで観たことはあったが、ワンマンを観るのはこれが初だ。

タイトルは、SHOW-YA 35th Anniversary Live 『HARD WAY TOUR 1991 in武道館 AGAIN』で、91年に武道館で行われたライブを再現するというもの。

91年のそれを観ていないので比較はできないが、ヒット曲の演奏タイミングを含め、構成のよく練られたショーだと感じた。何よりさすがのバンドアンサンブル。それに、寺田さんのさすがの歌唱パワー。古い新しいではなく、自分たちの信じた道を信念もって歩み続けることでしか得られないものが確かにあるのだと、そう思った。根強いファンがたくさんついているのも大いに納得だ。

個人的には中盤、アコースティックで歌われたブルーズ曲にけっこうグッときた。寺田さんはソロ作品で憂歌団やダウンタウンブギウギバンドのカヴァーをブルージーに歌ったりもしているが、元来、ブルーズ表現が合うヴォーカルであったりもする。そのことを改めて強く感じた。

また、本人がMC下手であることを口にしていたが、その不器用さはかえって信頼に値する。ライブで流暢に喋って笑いをとるような器用なミュージシャンを僕はあまり信用していないので。

ところでこの日は開演前にフェイスシールドが係から配られ、それをつけて観ることが義務付けられていた。こういうときなので、そのことに対する文句はもちろんない。が、やはり観にくいもんですね。早く普通にライブを観られるときがくることを祈るばかりです。


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