見出し画像

『トップガン マーヴェリック』感想。

2022年6月11日(土)

TOHOシネマズ宇都宮で、『トップガン マーヴェリック』。

1986年公開の『トップガン』は大ヒットしてたけど興味が持てずに観に行かなかった。『トップガン マーヴェリック』の予告を観たときも「2022年にトップガンかよ?!」と正直バカにしていた。が、これがやたらと評判がいい。うるさ型の人も含め、わりと信頼している多くの人がSNSで絶賛している。へぇ~、そんなに面白いんすか?  どらどら、ならば観てみますかと、先週予習のために初めて『トップガン』を見て(「うわぁ、全てが80年代っぺえ~」という感想)、昨日宇都宮のTOHOシネマズで『トップガン マーヴェリック』を観た。

すみません。なめてました。これはお見事。超娯楽作だけど、ちゃんと2022年の社会に響くメッセージも含まれていて、観終えて妻に「まいりました」とつぶやいたほど。腕立て200回やんなきゃだな。

トム・クルーズは自分で権利を買い取ってずっと温めていたそうだが、まさに彼の映画にかける意志と思いとこだわりがマーヴェリックの生き様にそのまんま反映されていて、それがよくわかるだけにグッときた。

ザッツ・アメリカ映画⁡。でもそれがいい。ベタが恥ずかしくなく、なんでそれで無事なの?といったツッコミどころはあれども、それも笑って許せちゃう。

まるで前作が今作のための壮大なプロローグだったと思えるほどに、いま続編が公開される理由「しか」なかった。すげえなぁ、トムクル。

音楽の担う役割にも唸らされた。特にバーの場面とか。⁡それ以外にも前作で意味を持ってかかっていたあるアーティストの別の曲がバーで流れていたりとか。

教え子たちのキャラもよかったですね、それぞれのスピンオフ見たくなるくらい。あと、ビーチ・フットボールでクセある生徒たちの結束固めるあたり、昭和40年男世代的には中村雅俊「われら青春」とかああいうの思い出したりもw

内本さんはまだ音楽ライター続けるんですか? と訊かれたら、これからこう答えよう。「若くて優秀なライターいっぱい出てきてるし、遠くないうちに終わりが来るのは必然かもしれない。けど、But not today.」。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?