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フリクション@クラブチッタ川崎

2021年6月4日(金)

久々のクラブチッタで、久々のフリクション。久々のスタンディングで、久々に内臓と腰にくるロックを浴びた。

広さのわりに(観客が声を出せず、またスタンディングとはいえ距離をとるようラインで仕切られているため)静かな状況に対し、レックは中盤までどこかやり辛さを感じていたようで、実際それを言葉にしたりもしてたけど、後半から吹っ切れたようで、終盤にかけてぐいぐいグルーブの強度が増していった。わけても「100年」からの「ゾーン・トリッパー」がすごくて大興奮の私。

熱い思いを熱いドラミングでそのまま表す達也と、内側からクールに燃えていくレック。観ている者たちの心の温度も演奏の凄まじさに比例して徐々に上がっていってるのが感じられた。結局拍手が鳴りやまずにダブルアンコールまであって、「クレイジー・ドリーム」、さらに「ピストル」までやった。「ユー・リアリー・ガット・ミー」ほかのカヴァーもフリクションがやればそれはフリクション・オリジナルと言えるようなものだったし。

「最高」以外に言葉が見つからない、ふたりきり、およそ100分のライブ。いや、すごい。こうしてまた僕はロックミュージックの力を思い直すのだ。

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