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音楽ライター・内本順一の「2020年の(ほぼ)全仕事」


2020年の原稿仕事をまとめておく。

コロナ禍の影響によって2020年は仕事が激減したというひとは多いだろう。自分もそうだ。こんなにもインタビューした人数が少なく、こんなにも原稿書きの量が少なかった年は、この仕事についてから初めてだった。仕事以外にやらなきゃならないことがあれこれあったので、(幸いにも?)暇に思える時間はなかったが、これまで通りのやり方ではこの先長く続けていけないだろうということをけっこう考えもした年だった。どういうやり方をしていくのがいいのか漠然としたイメージはあるが、まだ踏み出せてはいない。2021年が2022年のいい準備期間になればいいのだけど。

2020年はzoomを用いたオンライン・インタビューをせざるをえなくなった年だったわけで、まあそれなりに慣れてもきたし、文字にした際に(対面に比べて)クオリティが極端に落ちることもない気はしているのだが、とはいえやはり対面でないとどうしたって話の深堀りができないもどかしさもあって。これに関しては自分のスキルの向上だけではどうにもならないところもあるので、どうしたもんかと。言ってもしょうがないけど、やっぱり対面でのインタビューは得難くも幸福な時間だよなと、こうなってみて改めて思ったところが確かにある。今年はそういう時間をどれぐらい持てるだろうか。

てなこと思いつつ。ここにまとめた原稿が、誰かにとっての新たな音楽との出会いになれば幸いです。

インタビュー

マーカス・キング 初ソロAL『エル・ドラド』発売記念インタビュー「歌うのは僕なわけだから、実体験に基づいたリアルなストーリーを語りたい」(billboard live)

●SNS時代の心の痛みと孤独を歌うLAUVインタビュー。1stアルバム『~how i'm feeling~』が完成するまで (qetic)

JAGATARAのOtoが語る、江戸アケミが残したメッセージとバンドの過去・現在・未来  (RollingStone)

ビッケブランカ。悪魔になる覚悟 ありのまま解放した3rdアルバム (音楽ナタリー)

アレックス・ヘンリー・フォスター。カナダの異才が、絶望を超えて音楽を紡ぎだす理由 (FIGARO・jp)

亜無亜危異、デビュー40周年で取り戻したパンクの初期衝動 「ようやくピストルズに勝ちに行ける」 (RollingStone)

ブルーノ・メジャー(Bruno Major)が新作『To Let A Good Thing Die』を語る  (Mikiki)

Superflyが語る「Together」の真意、引き離された世界で「一緒にいたい」と歌う意味 (RollingStone)

杏沙子が語る、シンガーソングライターとして表せるようになった“本当の気持ち” 「聴いてくれる人ともっと近くなれたら」 (Real Sound)

黒田卓也のアートはジャズから〈ミュージック〉へと開かれた 自身のビート × 生のグルーヴという新境地『フライ・ムーン・ダイ・スーン』 (Mikiki)

●“浮気の歌が話題”10代歌手、ファンらの恋愛体験談を歌うワケ りりあ。インタビュー (ENCOUNT)

●TikTok Creaters  Showcase  りりあ。インタビュー (Tik Tok)

メロディ・ガルドー(Melody Gardot)がコロナ禍で感じた、いま愛を歌う必要性 新作『Sunset In The Blue』の背景に迫る (Mikiki)

ダーティ・ループス インタビュー 華々しいデビューから6年、スウェーデンの3人組がひさびさの新曲を収録するEPを発表 (CDJournal)

T字路sが語るコロナ禍で見つめ直した原点、結成10周年とふたりの新しい旅路 (Rolling Stone)

Reiがコロナ禍のなか作り上げた2ndアルバム『HONEY』、その変化と進化を語る (SPICE)

コラム

ルーシー・ローズ 2019年発表の新作で深遠なる世界を表現した英国のシンガーがビルボードライヴに初登場。冬にぴったりの美しい歌を聴かせる (AERA STYLE MAGAZINE web)

プスンブーツのニューアルバムを聴く 自由で楽しいノラ・ジョーンズ  (ENGINE web)

サンダーキャットの新作を聴く 中毒性のあるアルバムだ! (ENGINE web)

Maica_n『Unchained』 根岸考旨や斉藤和義らが後押し、10代の感性を表現した頼もしいメジャー第一作 (Mikiki)

鬼束ちひろの表現者としての凄みと新たなフェーズへの予感 ライブアルバム『Tiny Screams』に寄せて (Real Sound)

●"Black Lives Matter"の今こそ聴きたいプリンスの音楽 (ENGINE web)

●コロナ禍の世界を予知!? ノラ・ジョーンズの新作を聴く (ENGINE web)

鈴木雅之とロックンロールの本気な関係――小西康陽プロデュースのシングルを期に、40年に及ぶその愛を考察 (Mikiki)

●世界的トランぺッター、黒田卓也が新作を発表 ジャンルを超えた傑作だ! (ENGINE web)

●アメリカ南部音楽のあたたかさが心地いい! イギリスの人気シンガー、ルーマーの新作に酔いしれる (ENGINE web)

ジョン・レノンが2020年に放つ痛烈なメッセージとは? 生誕80周年記念ベスト盤が発売 (ENGINE web)

●ダンスポップの女王が新作を発表 これが2020年のディスコ・サウンド! カイリー・ミノーグ (ENGINE web)

ノラ・ジョーンズ『Pick Me Up Off the Floor』デラックス盤解説:自宅ライヴを追加した豪華配信作 (uDiscovermusic)

ノラ・ジョーンズ、RECORD STORE DAY限定7曲入りLP『Playdate』の遊び心を詰め込んだ内容とは?  (uDiscovermusic)

ライブレポート

杏沙子が作り上げた、“みんなで一緒に”楽しめる配信ライブ。メンバー、ファン全員と分かち合った喜びと安心感 (Real Sound)

Superfly、熱量と喜びにあふれた初のオンラインライブをレポート  (Superfly オフィシャルウェブサイトほか)

杏沙子が届けた、最高のディナーを味わうような音楽体験 『耳で味わうレストラン』完全レポート (Real Sound)

雑誌記事

●『the music&movie master』1月号。Superfly、新作『0』インタビュー。

●『Mono Master』3月号。斉藤和義『2020』 20作目はバンドサウンド回帰 自由でしなやかなロックの色気。『Mono Master』3月号。

●『BLUE NOTE TOKYO Jam』vol.215。キャンディス・スプリングス インタビュー。

●『HONEY』4月号、HONEY MUSIC。LAUVインタビュー。

●『Mono Master』4月号。パット・メセニー『フロム・ディス・プレイス』 様々な表現方法を用いて作った 壮大な映画のサントラ的な作品。

●『Mono Master』5月号。宮本浩次『宮本、独歩。』 バンドとは異なる表現に挑んだ 生き生きとした初ソロアルバム。

●『Mono Master』6月号。石丸幹二&吉田次郎『Something's Coming』 ヴォーカルとギターが織りなす 味わい深きデュオ・アルバム 

●『HONEY』10月号、HONEY MUSIC。Yaffleインタビュー。

●『昭和40年男』12月号。特集: あの日、俺たちは覚醒させられた 日本ROCK元年。*甲斐バンド テレビ、ライブ、ラジオで魅了した”ロック界の新たなHERO”。/ *名曲にこの男あり 芳野藤丸インタビュー

ライナーノーツ

マーカス・キング『エル・ドラド』

ラプスリー『Through Water』

ホセ・ジェイムズ『ノー・ビギニング・ノー・エンド2』

LAUV『~ハウ・アイム・フィーリング~』

キャンディス・スプリングス『私をつくる歌~ザ・ウィメン・フー・レイズド・ミー』

プリンス『アップ・オール・ナイト・ウィズ・プリンス』。*KIDさんとの対談原稿

ノラ・ジョーンズ『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』

プリンス『ワン・ナイト・アローン…(ソロ・ピアノ・アンド・ヴォイス・バイ・プリンス)』アナログ盤。*KIDさんとの対談原稿

プリンス『ワン・ナイト・アローン…ライヴ!』アナログ盤。*KIDさんとの対談原稿

プリンス『ワン・ナイト・アローン…ザ・アフターショウ : イット・エイント・オーバー!』アナログ盤。*KIDさんとの対談原稿

GOOD BYE APRIL『Xanadu』

noteでのインタビュー記事

●追悼。ラッキー・ピーターソン

Glider、結成以来最も風通しのいい新作『Spectrumation』

GOOD BYE APRIL、「シティポップ」と「80s」をキーワードにした新作『Xanadu』をリリース


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