マデリン・ペルー@ブルーノート東京

2019年3月20日(水)

ブルーノート東京で、マデリン・ペルー(1stショー)。

今回はなんといってもバンドが素晴らしい。全員が腕達者。わけてもアンディ・エズリンの鍵盤の音がたまらない。4人揃ってのコーラスもまたいい感じ。

新作『アンセム』がなかなかの傑作で僕は彼女の作品のなかでもかなり気に入ってるほうだったので、そこからの曲をたくさん聴きたかったんだが、昔の代表曲あり、アラン・トゥーサンからレナード・コーエンまでのカヴァーありと偏りのないセトリ。途中バンドがはけてアコギ弾き語りのパートもあり、そこには「売れる前はこんな感じで路上で歌ってたんだろな」と思わせる感触も。大きな声出さないし、マイクからけっこう口が離れるときもあるけど、そんなことは意に介さずマデリンは気持ちよさそに歌っていて、なんか歌手ってのはこれでいいんだと思ったり。ただ、MCはけっこうシニカルなジョークを言ってて、だけどそれが観客に通じず反応が薄いことにはちょっと面白くなさそうに思ってるように映った。彼女って日本の観客にいい印象、持ってるんだろか。まあ度々来てくれるんだから嫌じゃないんだろうけど。

席についてメニュー見てたら、この日のスペシャルカクテルにはレナード・コーエンという名前がついていた。ふふふ。

あ、あと、宣材用のアー写から実物がだいぶ離れた容姿になってるので、初めて観た人は「え?」と思ったんじゃないか。もう少し今のそのままに近づけた写真に変えたほうがいいんじゃないか、とは思った。

↓アエラスタイルマガジンに書いたコンサート紹介文はこちら。


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