GLIM SPANKY@新木場スタジオコースト
2021年12月7日(火)
新木場スタジオコーストで、GLIM SPANKY。
ふたりだけのアコースティック編成は夏にフジで観たが、バンド編成のワンマンを観るのはずいぶん久しぶり。
ツアーのファイナル(追加の“Extra Show”)ということで、ふたりとも伸び伸びと演奏を楽しんでいる様子だった。
実に堂々としていて、1曲1曲の演奏の良さが際立つライブだった。バンド全体の音は厚みがあって、ずしんとカラダに響く感覚があった。亀本くんのギターの腕前はさらにまたアップしているように感じられた。コロナ禍でライブのできない時期もあったが、GLIMはちゃんと前進している。頼もしい。
オープナーは「サンライズジャーニー」で、アンコール最後の曲は「リアル鬼ごっこ」。数あるGLIMの楽曲のなかで、この2曲とも自分のなかでの5指に入るくらいに好きな曲。そして、ずいぶん前にも(確かそれは初めてのスタジオコースト公演だったような気がするが…違うかな)「サンライズ・ジャーニー」で始まって、アンコールの最後に「リアル鬼ごっこ」をやる公演があった。「サンライズ・ジャーニー」は幕開けに相応しく、「リアル鬼ごっこ」はアンコールに相応しい曲なのだ。
その2曲のみならず、前半とアンコールで初期の曲が多めに演奏された。アンコールでは数年ぶりの「夜が明けたら」もあった。そうした初期曲を聴きながら、自分はGLIMがメジャーデビューして、どんどん大きな会場でやるようになっていったあの頃のライブを思い出したりもして、ちょっと胸が熱くなった。
オリジナルの新作も楽しみではあるけれど、このへんでライブ盤(アナログ盤2枚組で)を出してほしいと、この夜の充実した演奏を聴きながらふと思った。
こんないい会場がなくなるなんて…と、レミさんはスタジオコーストへの思いを何度も口にしていたが、自分にとってもこれがスタジオコースト納め。もう新木場に来ることもなくなりそうだな、などと考えながら、帰りに橋の途中で写真を撮った。
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