石橋凌@下北沢・CLUB251
2024年4月27日(土)
下北沢・CLUB251で石橋凌。
45th Anniversary Tourの初日。
あまりに貴重なライブハウス公演。速攻獲ったチケットの整理番号が84番だったので、早めに入れてかなり前のほうの真正面で観ることができた。
ライブハウスで凌さんを観るのは一体いつ以来か。ソロになって以降は(少なくとも東京は)ホールでしかやっていなかったはずだし、ARB時代にしたってある時期以降はホール展開になっていったので、恐らくARBの中期以来だと思う。ということは、30数年ぶりだ(!)
至近距離で観て、腕を振り上げ、ARB時代の曲では一緒に歌ったり叫んだりしながら、僕は10代の頃の自分を思い出していた。ただのロックンロール大好きキッズ、ただのARB大好きキッズ、ただのトラブルドキッズに戻っていた。
バックは今回も藤井一彦(ギター)、伊東ミキオ(鍵盤)、渡辺圭一(ベース)、サンコンJr.(ドラムス)、太田惠資(ヴァイオリン)、梅津和時(サックス)。ライブハウスであっても、太田さんも梅津さんも参加のフルメンバーだ。この素晴らしいミュージシャンたちの演奏を間近で聴けるというだけでも贅沢なこと。加えて凌さんの声量はこれっぽっちも落ちていないし、新旧とりまぜてのセットリストも理想的だし。しかも、アンコールを3度もやってくれて計2時間半近く! 最後は前のほうのファンが手を伸ばし、それに応えるように凌さんも手を伸ばし、そして凌さんは感極まっていたようだったし、僕の近くの女性たちも泣いていた。
ソロになって以降に観たライブのなかではベストと言っていいくらいに凄まじい情熱を感じた、まさしく「魂焦がした」約2時間半。豊かな演奏、豊かな歌唱。自分にとって石橋凌は、これからも長く追い続けたいと思える数少ない表現者のひとりだ。
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