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キャンディス・スプリングス@ブルーノート東京

2023年3月22日(水)

ブルーノート東京で、キャンディス・スプリングス(1stショー)。

コロナ禍による延期があり、ようやく実現した4年4ヵ月ぶりとなる日本公演。

前回に続いて今回もトリオ編成。だが、前回と異なるのはフィメール・トリオというところ。ベースがケイレン・ブライアント。ドラムスがカミール・ゲイナー・ジョーンズ。ふたりとも若く、コーラスもつけられる。ケイレンは1曲、リードもとった(彼女は頑張って日本語で挨拶してたし、着ていた服も自分で作ったそうな)。

キャンディスはピアノを弾いて歌うが、ジャジー・ソウル傾向の曲に限ってはフェンダー・ローズを弾いて歌う(前回もそうだったか)。

3人ともチャーミング。息も合っていたし、キャンディス姉さんはふたりの才能とキャラをちゃんと活かして観客にもそれを伝えようとしていた。

曲の一部を観客に歌わせるなど、客席との近さを上手く利用しての親近感ある進め方。元来フレンドリーなぶっちゃけ姉さん的なところがある人なので、このくらいの近さでこそ自然体で力を発揮できるのだろう。よって前回の国際フォーラム(ホールC)公演よりも遥かによかったし、過去の彼女の公演で今回が一番よかったようにも思う。⁡

演奏曲は(2020年にカヴァー作を出したこともあって)そこにも収録されたカヴァーが多めだったが、アンコールでは日本デビュー当時の売り出し曲でジェシー・ハリス作曲の「トーク・トゥ・ミー」を。当時はノラの「ドント・ノー・ホワイ」に寄せすぎてないか?と思ったが、一周して今聴いたら素直に「ああ、いい曲だなぁ」と感じた。

↓こちらは前回公演の感想。

↓デビュー当時にしたインタビュー。

↓2ndアルバム・リリース時にしたインタビュー。


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