亜無亜危異@リキッドルーム

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2020年1月17日(金)

リキッドルームで、亜無亜危異「デビュー40周年祝賀会 プランクス・イズ・ノット・デッド」。

1stアルバム『アナーキー』と2ndアルバム『'80維新』(どちらも1980年発表)の全曲を次から次へとノンストップで。曲数にすると23曲になるが、この頃の曲は1曲2分程度なので全部やっても約1時間。ユルむ瞬間一切なく、嵐のようにブワ~っとやってライブ終了。後半でコバンの足がつってたようだが、それでもパワフル&安定感ありのリズムをキープし続け、現役バンドの凄みを見せつけた。

1stの曲は不完全復活後のライブでもけっこう演奏されることが多いが、2ndの曲で最近もやってたのは「叫んでやるぜ」「ヒーロー」「“530”」くらい。それ以外のほとんどは数十年ぶりに演奏された曲で(茂によればあの当時でもライブでやらなかった曲があり、つまりこの夜が初演奏となった曲もあったようだ)、そうそう、こんな曲もあったなと思った瞬間もあったが、不思議と「懐かしい」という感覚はさほど湧かず、一緒にそらで歌えてしまった。

それにしても数十年ぶりに聴いた「80維新」や「80年の町」のメロディのなんとポップなことか。「80維新」の♪イ~ヤヤ~ ってとことか素直にシンガロングを誘うもので、一夜明けてもその部分口づさんでる自分がいまいる。そういうポップなメロの曲が1stと2ndには多いので、いつもより明るくおおらかなライブ、という印象も。

歌詞もさすがに40年前ともなればもう古臭いかと思いきや、けっこういま聴いてリアルに響くものが多いんだよな。「何かが~、おかしい、何かが~」と歌われる「80年の町」はそのまま「2020年の町」としてもよさそうだし。「奴らをわからせるためにも もっと 叫んで叫んで」と歌われる「80維新」もいまの気分にピッタリだ。

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そしてライブのあとはレアなトークショー。4人とも還暦を迎え、赤いちゃんちゃんこならぬ赤いナッパ服で再登場(マリもいたよ!)。昔のように仲良くふざけあう様はまさしく“プランクス・イズ・ノット・デッド”。で、初夏にニューアルバム(待望のフルアルバム!!)を出してツアーすることも大発表。嬉しい。楽しみだ。今度こそインタビューもしたい!

いま、亜無亜危異はのっている。最高にいい状態だ。こんな未来が待ってるなんて、3年くらい前はまったく想像できなかったよ。

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