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『バービー』(感想)

2023年8月12日(土)

新宿ピカデリーで、『バービー』。
以下、FBに書いたゆるめの感想です。

どういう話なのか予備知識一切入れずに観に行ったのだけど……もう最高!! 本当に面白い。

めちゃめちゃ笑ったし、痛快だったし。大事なことしか言ってないし、“僕たちはどう生きるか“考えさせられる。ジェンダー概念の再検討、トキシックマスキュリティや家父長制構造に対する批判、メンタルヘルスにまつわる問題、それに「幸福とは?」「死とは?」「永遠とは?」といった様々な投げかけと批判とメッセージをガツンと響かせながら、ポップな色彩とポップな音楽と笑いの散りばめでテンポよく進んでいく奇跡的とも言えるバランスの作品で、「映画ってまだまだいろんな可能性あんだな」「すごいな2023年」って感心しちゃったな。

昭和という時代に育って、若い頃に「男なら」とか「男らしく」みたいなことを散々言われて、そういうこと言う人が本当に嫌で嫌でしょうがなくて、いろいろとささやかな抵抗していた自分だったけど、ああいうのってまさしく「洗脳」だったんだなとこの映画観て改めて思ったりも。

とはいえ、ゴッドファーザー、ルー・リード、CDそのものに対する言及あたりにはアイタタタとなったりもしたけれど(笑)

因みに一人っ子の僕は実物のバービー人形というものを見たことがなくて、まして背景などなんにも知らずに映画を観たのだけど、それでもめちゃめちゃ楽しめた。で、あとで子供の頃バービーで遊んだという妻にいろいろ教わり、さらに帰宅後Netflixの『ボクらを作ったオモチャたち』というドキュメンタリーのバービー回を見たのだけど、これがバービーの歴史をさくっと理解するのに非常に向いていました(40分程度だし)。なので、これから映画を観る人は(特に僕のようにバービーのことなんにも知らない男性は)それ見てから行くことをオススメします。


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