セント・ポール&ザ・ブロークン・ボーンズ@ビルボードライブ東京

2019年4月16日(火)

ビルボードライブ東京で、アラバマ出身のロッキンソウルバンド、セント・ポール&ザ・ブロークン・ボーンズの初来日公演(1stショー)。

3管を含む8人編成バンド。スパンコール入りの黒マント羽織って出てきたヴォーカルのポール・ジェーンウェイは、髪が薄くて小太りでお腹も出ていてM1とかに出てきそうな風貌なんだが(つまり芸人さん的な見た目でナード臭もあり)、それでいてJ.B.だかM.J.だかの動きを真似てみたり、プリンスみたいにファルセットで絶叫したり。とりあえず歌は相当パワフル。アンコールでは客席を練り歩いて歌い、さらには階段のぼって2階席(デラックスシート)のテーブルの上を土足で歩き、挙句にそこで寝転んで歌ったりも。あそこにあがって歌った人、VTのタイ・テイラー以外で初めて観ましたわ。

総体的にキッチュであれども、ソウル愛はそりゃもうたんまりあるし、あれだけ熱を入れたライブをやられたらグッとこないわけにもいかなくなるわけで。ホーンがパーンと高らかに鳴る瞬間にちょびっとだけディキシーズミッドナイトランナーズっぽさを感じたり、ロッキッシュな曲にちょびっとだけ初期Jガイルズバンドっぽさを感じたりもして、つまりけっこうツボでした。フェスうけしそうな面白いバンド。

因みにこの人たち、ストーンズのどっかの公演で前座を務めたりもしたんですってね。うけたのかなぁ。


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