ドラン・ジョーンズ&ジ・インディケーションズ@ブルーノート東京
2022年7月15日(金)
ブルーノート東京で、ドラン・ジョーンズ&ジ・インディケーションズの初来日公演(1stショー)。
予想を上回る最高さで、すっかりいい気分に。
ドラン・ジョーンズのいい意味でイナタい(ほどよく演歌系)ヴォーカルはよかったし、動き(ダンス)にはリードヴォーリストとしての華もあるように感じられたが、それにも増して正確なビートをキープしながら歌うドラマー、アーロン・フレイザーの甘茶ソウル味、やるせなソウル味溢れるファルセットがたまらなくよかった。よくあんなタイトなビートを刻みながら、あんなロマンティック な裏声で歌えるよなあ。
加えて、涼しい顔して時にアーニー・アイズレーみたいなギターを弾くブレイク・レインは、最後にドラムも叩いてたし。鍵盤のスティーヴ・オコンスキーはブッカー・T並にソウルフルでセンス抜群のプレイをずっとし続けたし。ベースのマット・ロミーもアーロンとの相性がめちゃいい感じだったし。みんなコーラスも上手いし。なんなんだ、インディケーションズ。揃いも揃って芸達者じゃないか!
その上、中盤ではなんと坂本慎太郎がステージに呼びこまれて、インディケーションズをバックに「ツバメの季節に」を歌唱。どういう繋がりがあるかは知らないけど、得した気分。ラッキー。
おかしなことばかり続く昨今の世の中だが、少なくともこのライブを観ていた時間は幸せだけがあった。
因みに今回の全ショーがソールドアウトで満席だったよう。みんな、いいものはいいとちゃんとわかっているんだなと思って、それも嬉しかった。
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