passive aggressive の罠

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(一時はセントラルパークのアンデルセンの銅像もマスクをしていました。4月に撮影)

皆さんはpasssive aggressive(パッシブアグレッシブ)という言葉を聞いたことがありますか?

こちらでは割と頻繁に聞かれるこの言葉ですが、直訳すると「受動的攻撃」となります。例えば、恋人同士の間で、彼に対して頭にきているときに、直接言いたい事を伝えるかわりに、わざと黙って不機嫌になってこちらが怒っているという事を暗に伝える。というやり方です(あ〜思い当たる節がありすぎて痛い。。)

これは一見行動を起こしていないようですが、実際は言葉に出さないだけで相手を攻撃しています。

私がこんなに不機嫌なのはあなたのせい。だけど言葉にせずに、黙っていることによって相手に自ら気づいて謝ってもらいたいのです。

そこには相手をコントロールしたいという隠された気持ちがあります。自分は被害者で相手は加害者。それを言葉にすると言い合いになるし、もしかして私が悪者になるかも、、だから何も言わずに相手に気づいてもらって相手に罪悪感を持ってもらって謝って欲しい。

ややこしいですよね。でもこれ私はよく使ってしまうのです(恥)

実は私は2回の離婚を経験していて、リレーションシップは本当に苦手。

一人でボ〜ッとしているのが好きで、人との関わりは友達であれ、恋人であれちょっとめんどくさいと思ってしまいます。

とはいえ前の主人と17年近く続いた関係に終止符を打ったのは、心も身体も繋がったパートナーが欲しいと強く思ったからです。ちなみに最初の結婚は26歳の時で1年しか続かなかったです。

誰かと関係を築くときって、自分の育って来た中で培った癖や思い込みが出て来て、ついそれをベースにした反応をしてしまいます。

残念ながら私はすぐに被害者思考になる傾向があります。そしてこのpassive aggressive作戦を気づかぬうちに使ってしまうのです。(書いてて恥ずかしいですが)

そしてその癖はリレーションシップを築く上で、とてもマイナスです。

多分それは亡くなった父がとても短気でよく怒鳴る人で、ひっぱたかれたりもあったので、男性がイライラしていると敏感に反応してしまうというのもあります。

するとどうなるかというと、例えば、、、

喧嘩をすると自分が責められているように感じる。(私が被害者)

彼だって悪いのになんで?と彼を責めたくなる。

でも言葉で表さず、あなたのせいで私は傷ついてますよという態度をする。

すると彼は別に君自身を批判しているのではなくて、君のやった事や意見の違いを指摘しているだけなのに、なんで俺が悪者なんだよってなる。

彼だって悪者になりたくないので、二人の間にそれぞれの主張が出て来て、やっぱり私たちは分かり合えない。とまで発展することもある。

多分ここで大事なのは、どっちが正しい間違っているでなく「そういう言い方をされると私は責められているように感じる。」というところかなと思うのです。

被害者思考に陥りやすい人は「自分は責められる人」という前提があるように感じます。「私なんか」という自己肯定感の低さ。そういったものは、もちろん親との関係で気づかれたりするけれど、幸せになりたいなら、どこかで自分自身を変えるという決断が必要になります。

そういう私はできているのかと聞かれたら、全然まだまだです(笑)

こういったことは頭で理解しても日々の生活の中で起こる些細なことに応用していくのはとても難しいと感じます。

ただ自分の持つpassive aggressiveの癖に気づくことはとても大切だと思います。

「あっまた私被害者になって相手に罪悪感を持たそうとしてる」と気づけば、違う対応の仕方ができるからです。

例えば、大きなため息をついて部屋を片付ける代わりに「ちょっと片付け手伝ってて」と伝える。

伝えることってめんどくさいのです。言わないでもわかって欲しいのです。

でもいちいち伝えていく。私の場合、彼はアメリカ人なので、本当にいちいち伝えないと分かってくれない。

でもそうやって築き上げていくことに、幸せを感じたりもします。

ところで、自分を肯定的にみれないとブログを書くときにもその影響が出ると気づきました。

例えばこうやって自分の思いを言葉にするとき

「私のブログなんて読んでもらえるかな」的な自己卑下感が出てくるのです。

でも

「下手でも、不器用でもそのままを出していこう」

そう思っています。

NYの英語環境で暮らす私にとって、なんとなくぼんやりと感じている日々の思いを言葉にして表すことは、自分の軸に戻っていくような感覚になるのです。

そんなこんなで、あまりまとまっていない文章になってしまいましたね。

でも書くことがちょっと楽しくなって来ました。

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