ルールをつくったり、ご褒美でつったり、褒めたり諭したり、怒ったり叩いたり、押したり引いたり…


わたしだって怒りたくない。
泣かせたいわけじゃない。


だから、あの手この手
事前にたくさん考えて、
ルールを決めてみたり
何かご褒美でつったり
褒めたり諭したり

本当にあらゆることを試すわけです。


それでも思うようにいかないと
とってもイライラしてしまう。

こちらも、
怒ったり、無理強いしたり
したくなくてやっている訳です。

それでも言うことをきかない
思い通りにならない


これ以上どうすることもできなくなったとき
怒ったり
怒鳴ったり
してしまうのです。


さらに、それでも反抗されたりします。

そうなるとお手上げで。


わたしが最後の手段として
とったのは、

「3回言って言うことをきかなかったら、
お尻ペンする」

ことでした。


親子といえ
これは虐待

とはいえ

わたしは2回の猶予を与えている。


3回言って聞かなかったらお尻ペンだよ。
じゃあ1回目言うね…
つぎ、2回目だよ…
次で3回目だよ…
ときちんと予告もしているんだ。


わたしだって叩かずに済むなら
そうしたいのだ。


ここまでしているのに
3回目まで同じことを言わせて
叩かせているのは子どもだから
わたしは悪くない。
と、思いたかったのだろう。


自分を正当化したかった。
これしかもう、方法がないと思っていた。


ちなみにここまでしても、
言うことを聞いてくれなくて
本当にお尻ペンしたことも何度もあります。



これは

そこまでしても、
自分を貫けた子どもの強さだと思う。


そんな子どもだったから、
わたしは変われたんだと思う。


今のわたしなら分かります。
この時のわたしに必要だったことは、
「コントロールを手放す」

ことでした。



※このお話は、
今は毒親を卒業したと自分なりに思えている
わたしの過去の体験談です。

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