見出し画像

父の一周忌でした。

もう一年経ちました。

去年の11月に父が亡くなってからまもなく一年。
昨日は一周忌の法要でした。

父は亡くなるまで1年半入院していて、その間コロナ禍で全く会えない期間も長く、
ふっつりといなくなってしまったので、亡くなった実感がないままでした。

入院前に私が撮ってた写真が今も飾られていて、
そのふっくらしたニコッと笑いそうな顔が、私の中の父です。

お経の本を配って下さいます。

四十九日までは七日ごとのお参りがあったので、
毎度来て下さる副住職さんの人となりも何となく分かり、
「お経」を唱えるということにも慣れたような・・

昨日の法要は、途中で休憩をはさんで2時間弱。
30ページくらいあるお経の本を、ほぼ全部、唱えました。
お経の内容は分かっていないので、申し訳ないけれど。
信心深かった父のために、お経はがんばって読んだよ~

近所の料理屋さんで会食。

副住職さんも会食に参加してくださいました。
和歌山から婿に入られた方なので、元々のつながりはないけれど、
ご自身の生い立ちや修行のこと、日々のお寺での暮らし、ご家族のことなど、これまでも、昨日も、折に触れ話して下さいます。

こうして打ち解けて、
檀家との関係を築こうとなさっているのかな。
お寺ならではのことや修行のことは、なかなか興味深いです。

大正4年創業の和食料理店は、高校の先輩が3代目おかみ。
仕出し専門だったけど、4代目の息子さんが会席料理処を始めたのだとか。

色のきれいな斬新な器が目にとまり、写真を撮っていたら、
3代目ご主人が「女性の作家さんのものです」「夕焼け、青空、月などを表現している」と説明して下さいました。

左上の器は特に形も複雑。紙を折ったみたいに折り込んでいます。
収納に困りそうだけど、見るにはステキ。
左下お刺身の器が、とってもきれい。お刺身がまた美味しい。
右中:丸く切り取った中に金の玉。鰻の揚げ物が美味しい。
女性作家さん、お若い方かな。どんな方だろう。

このほかにも美味しいものが少しずつ続いて、とっても満足。
地元の古くからのお店、先輩のお店が、時代にあわせながら、こうして元気に続いていてよかったです。

ふだんなかなか出会わない従兄弟や叔父にも出会い、父の話をしたり互いの近況を知ったり、地元の情報を得たり・・
野菜は畑からいつでも好きなだけ採っていいと言ってもらったり。これも父のおかげだな。

そのあと、お墓参りに行って、法要が終わったことを報告。
「あ、でも、もう知ってるよね~」って思いながら。

いつでも父はその辺にいて、いつも見てくれてると思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?