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JunJunの想いを綴る日記:元自動車部品エンジニアの呟き

こんにちは。
JunJunです。

プロフィールにも記載していますが、元自動車部品エンジニアです。

自動車というものは、日本社会において無くてはならない存在なのは言うまでもないことですが、その存在価値は時代とともに変化しています。

昭和の時代は、自動車を所有することが一つのステータスであり、人生の目標にも掲げられるほどの存在でした。

平成になり、割りと当たり前に所有できる環境が整ってきたことにより、自動車が一つの道具として捉えられるようになりました。

そして令和の時代。
勝手に車間距離を保ったり、勝手にハンドルを操作したり、まさに自動な車が登場してきました。

さらに、地球温暖化が囁かれる中、国際的にも温室効果ガスの排出量を低減させるという大義名分により、これまでの自動車の主力であった内燃機関を排除する動きが強まり、各メーカーはハイブリッド車だけでなく、電気自動車への移行を強要されつつあります。

自動車の登場によって、人々の生活スタイルは大幅に変わり、物流も充実し、世界全体が自動車無しでは成立しない程になってきたのにも関わらず、時代に流され変化を余儀なくされる立ち位置というのは、元業界人からすると少し切なくもなります。

自動車の象徴でもある内燃機関ですが、今となってはすっかり悪者扱いになってしまっているのも悲しいですね。

どうして悲しいかというと、悪者にされている主たる理由が温室効果ガス低減だからです。
たしかに排気ガスだけに注目すると、電気自動車にすれば大幅に減らせられます。
ですが、その電気自動車を製造する工程まで考慮すると、果たして内燃機関よりも温室効果ガスは低減できているのでしょうか?

また、電気自動車の心臓とも言えるバッテリー。
原子力発電のエネルギーと比べれば、ぱっと見は安全そうですが、実のところ、かなり有害な物質の塊です。

今はまだ内燃機関の自動車が主力のため、そこまで問題視されていないですが、今後普及が増えてくるとバッテリーの廃却手段について問題を抱えるのは目に見えています。

この世の中の動きは本当に環境に優しいのか?
素直に納得できないのが正直なところです。

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