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"百聞は一見に如かず"はもう古い

百聞は一見に如かずという言葉は有名です。昔からよく聞くことわざで、人から何度も聞くより自分の目で見たほうがよく理解できると言った意味で使われます。
調べてみると前漢の時代、2,000年くらい前には言われていたようですね。

今日は、このことわざもう古くね?ってことについて書いてみます。

何故もう古いのか?

これ、真理ではあるし正しいと思います。ですが、今の時代、特にここ10年はこれだけでは足りないのではないでしょうか?ほとんどの人がスマホを持ち、常時ネット接続され、画面を見ればSNSやニュースアプリで日々洪水のように情報が溢れています。
現代ではこのことわざができた当時の何百倍ものスピードでより質の高い情報が手に入る訳だし、更に動画や写真、VRによって一見する事も簡単にできますよね。もちろん実際見たほうが体験の質としては高いけれど、画面越しにある程度理解できるのも事実。国民みな即百聞一見できる時代。  

かわりに価値が高まってきたもの

近代で言えば考えること、だと思います。
近代になってテレビや新聞でによって見るという体験も容易に可能になり、更に多くの移動手段が発明され、誰しもが少しのお金で世界中何処にでも行くことが出来るようになりました。それによって見るという行為のハードルがぐっと下がった為、それを受けてどう考えて行動に移すか、という部分の重要度が高まりました。

そして現代は?

ネットやスマホの普及により、地域や国境などのハードルまでもがぐっと下がり、決済さえも容易に可能になりました。これによって、あれこれ考えてる間に、世界の何処かの誰かが先に行動に移してしまい手遅れになるという図式があっという間に成立してしまいました。
世の中は複雑なので、考えただけでは正解を導き出せない。結果を出すには行動から学び、修正していく必要があります。まず動かないと意味がないという事ですね。

20世紀初めまで=百聞は一見に如かず

→20世紀=百見は一考に如かず

→21世紀=百考は一動に如かず

みたいな。時代に合わせてことわざもアップデートが必要かもしれませんね。ことわざは、その殆どが今でも通用する真理を突いたものばかりだと思うので、今はよほど時代の変革期なのかも。僕たちは2,000年近く通用した真理が崩れ去る最中を生きている…。

そういう僕もあれこれ考えて行動に移さない癖があるので、自分に言い聞かせながら行動するよう心掛けていきます。

それではまた!!

初めてnote書きました!2018,06,24 よかったら応援お願いします!