ジャカード織物の制作においてAdobe Photoshopは不可欠なデザイン〜意匠図作成作業の中核を担うアプリケーションソフトウェアとなっています。意匠図とは、元絵を織物の経糸・緯糸の糸の交差上に展開した織物の設計図のことです。 織物の場合1cmx1cmの正方形であっても経糸、緯糸の本数が同じであるわけではなく、例えば弊社の機の場合は、経糸は約1cmに100本、緯糸は約25本、密度の比率でいえば4対1にあたります。これは織物ごとに異なります。 昔は一つの方眼の枡が4対1に
「存在次元」を例にデータの作成手順を解説します。 Photoshopで高さ8、巾7ピクセルのキャンバスを作成し、「美咲フォント」をで存在次元の「存」をタイプします。 美咲フォントはフリーで商業利用できるフォントで、且つ8x8ピクセルで漢字を表現しているビットマップフォント(ラスターフォントとも言います)です。 ビットマップフォントとは、文字の形をコンピュータ上で表現するフォントデータの形式の一つで、文字を小さな正方形の点(ピクセル)の集合として表したもので、白黒の二階町(
ジャカード織機は、1801年フランスの発明家ジョセフ・マリー・ジャカール(Joseph Marie Jacquard:1752年7月7日-1834年8月7日))によって発明されたパンチカードに情報を記録し、織機の経糸(たていと)を上げ下げする仕組みです。 後にコンピューターの父と呼ばれるチャールズ・バベッジ(Charles Babbage:1791年12月26日 - 1871年10月18日)がジャカードを元に1822年、階差機関 (difference engine) と名